【20/11/25/1】ジョー・バイデン次期大統領は今週、国務長官、国家情報長官、国家安全保障問題大統領補佐官、国土安全保障長官、国連大使を含む国家安全保障チームの主要ポスト人事を発表しました。国防長官の指名発表はまだですが、防衛産業と密接な関係を持つタカ派で、国防総省元次官のミシェル・フロノイを、バイデンが指名する意向だとの報道があり、進歩派は警戒感を高めています。指名されれば、フロノイは女性初の国防総省長官となります。戦争に反対する米国の女性団体「コードピンク」(CodePink)の共同創設者メディア・ベンジャミンは、「フロノイは、軍事産業複合体への天下りと政府高官への舞い戻りを繰り返す、ワシントンの「行きつ戻りつ組」の最悪の典型です。フロノイの経歴はすべて、国防総省に入っては去ることで築かれてきました。国防総省では、米国が関与したすべての戦争を支持し、軍事予算の増加を後押ししたのです」と、批判しています。
ニューヨークの独立放送局Democracy Now!を日本語でおとどけしています