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2020年9月22日(火)

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  • 米移民・関税執行局(ICE)は、2020年度に入ってから20人目の死者が留置施設内で出たことを認めました。ICEの歴史の中で一番多くの死者を出した年となっています。衝撃的な訴えの中心的な役割を果たしている内部告発者に話を聞きましょう。この訴えでは、ジョージア州にあるICEの留置施設で、新型コロナウイルスのための安全措置を守っていないうえ、多くのこう留者に対し希望されていない子宮摘出手術が行われているとされています。この子宮摘出手術を行った医者は、施設内の女性たちの間で「子宮コレクター」として知られるようになりました。内部告発者のドーン・ウーテンは、アーウィン郡収容所(Irwin County Detention Center)の看護師で、この施設での監護義務の放棄と虐待には「唖然とさせられた」と言います。団体「プロジェクト・サウス」(Project South)の法律および支援活動の責任者で、今すぐ関係官庁が動くべきだと言うアザデ・シャシャハニにも話を聞きます。「こうした施設でさらなる悲劇が起こらないうちに政治家が現状に対し行動を起こすのに、今起きていること以上に何が必要なのでしょう?|と、彼女は言います。

  • ジョージア州の移民・関税執行局(ICE)関連施設で起きた強制的な子宮摘出が明らかになり、米国の、特に黒人をはじめとする有色人種、貧困層、障害者に対する、強制的な不妊手術の長い歴史と、今でもこうした手術が留置所や刑務所内で引き続き行われていることについて改めて考えさせられずにはいられません。2001 年にカリフォルニア州チャウチラのセントラル・カリフォルニア女性施設(The Central California Women’s Facility)で不妊手術をされ、ドキュメンタリー映画Belly of the Beast(『野獣の腹』)で取り上げられているケリ・ディリオンに話を聞きます。この映画は、カリフォルニア州の獄中で望まない不妊手術の対象となった女性たちの物語を伝えています。彼女は、収監されている女性たちは、単に医療記録を要求するだけで「罰せられる」と言います。「もし私たちが食い下がれば、懲罰の対象となるか、ときには監房に閉じ込められます」と、強制不妊虐待の被害者として初めて2006年にカリフォルニア州更生局に対する損害賠償の訴えを起こしたディリオンは言います。カリフォルニア州更生リハビリ局は2006年から2010年の間、規則である州の認可を取らずに150人近くの女性たちに不妊手術をしました。「強制的な不妊手術は集団虐殺です」と、『野獣の腹』を監督し、製作するのに約10年を費やした映画製作者のエリカ・コーンはコメントしています。この映画は10月16日に劇場公開され、PBSの番組「インディペンデント・レンズ」(Independent Lens)で11月23日に放送される予定です。

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