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2020年2月13日(木)

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  • 汚名を負ったハリウッドの大物、ハービー・ワインスティーンが性犯罪者として告発された裁判の最終弁論が2月13日に予定されています。陪審は18日に評議に入ると見られています。ワインスティーンは、2人の女性からの告発で、5件の重罪に問われており、有罪なら終身刑に処される可能性もあります。この裁判のきっかけとなったのはニューヨーカー誌およびニューヨーク・タイムズ紙が2年以上前に掲載した告発記事で、そこから#MeToo運動が起こり、ハリウッド内外へと広がりました。以来、100人以上の女性がワインスティーンをレイプ、性的暴力、セクシャル・ハラスメントで告発しています。今回の裁判では6人の女性が陪審に対し、ワインスティーンがいかに性的暴力を振るったかを詳細に証言しました。ワインスティーン自身は証言台には立ちませんでしたが、彼の弁護士たちは性的関係が合意の上で行われたと主張し、何回も女性たちの主張の信頼性に疑問を呈しようとしました。今回の裁判は2人の女性の告発が中心となりましたが、ワインスティーンの被害者であると名乗り出た大勢の女性が傍聴しました。「ザ・ラップ」(The Wrap)でメディアと政治を担当する記者J・クララ・チャンに話を聞きます。チャンはワインスティーン裁判を詳細に報じてきました。

  • 2月13日に最終弁論が行われる、ハービー・ワインスティーンの性犯罪裁判についての話題を続けます。ワインスティーンは2人の女性の告発で5件の重罪に問われており、有罪なら終身刑に処される可能性もあります。先週、告発者の1人ジェシカ・マンが、ワインスティーンの弁護人による尋問中に泣きだしパニック発作を起こしたため、判事がその日の審議を閉廷せざるを得なくなりました。マンは以前自身のボーイフレンドに送ったメールを読み上げさせられ、その中でワインスティーンに会う前にも性的暴力の被害にあったことがあると告白していました。マンは、ワインスティーンにニューヨークとロサンゼルスでレイプされ、「非常に屈辱的な関係」を持たされたと証言しています。トラウマのサバイバーと彼女らを支援する人々へのトレーニングを提供する「エコー」(Echo)のルイーズ・ゴッドボルド事務局長に話を聞きます。「エコー」はトラウマ・サバイバーのための会議を主催し、ワインスティーンの被害にあった人々も招いてきました。3月にはマヤ・アンジェロウの詩に因み「それでも私たちは立ち上がる」(And Still We Rise)と題した集会を開きます。

  • カナダでパイプライン建設に反対する大規模な抗議が続いています。ブリティッシュ・コロンビア北部に位置し、自分たちに主権がある土地を守ろうとするウェットスウェットエム族の人々に連帯する抗議活動です。先週から今週末にかけて、カナダ警察はウェットスウェットエム先住民族がまだ譲渡していない土地へ数日に渡る強制捜査を行い、数十人が逮捕されました。この土地はトランスカナダ社が47億ドルの費用をかけて、640キロ以上に渡るコースタル・ガスリンク・パイプラインの工事を行っている土地で、長年ウェットスウェットエム先住民族の世襲族長たちが、自分たちの土地を守る戦いを続けてきました。この強制捜査はバンクーバーから1130キロ程北にある地域で行われましたが、カナダ全国に怒りが広がっています。オンタリオではモホーク族の連帯デモが、カナダ国有鉄道を数日間閉鎖し、数万人の利用者に影響が出ています。カナダのジャスティン・トルドー首相は2月12日、早急な解決を呼び掛けました。ニューヨークでは13日、ウェットスウェットエム族の土地を守る人々に連帯して国連本部前で座り込みが行われました。
    ウェットスウェットエムの現場から、この土地を守る人々と女族長モリー・ウィッカムに話を聞きます。ウィッカムのギディットエム族は先週、半自動突撃ライフルで軍武装し犬を連れた60人の警官から強制捜査を受けました。そしてトロントから、ミクマク族の弁護士でニューブランズウィック州のイール・リバー・バー・ファーストネイションの一員でもあるパメラ・パルメーターに話を聞きます。パルメーターはライアソン大学の先住民統治議長も務めます。

  • ニューハンプシャー州予備選で3位に急浮上したミネソタ州選出のエイミー・クロブシャー上院議員は、全米でも同様の票獲得を目指しています。しかし、彼女のミネソタ州地方検事時代の経歴へも厳しい目が向かられるようになっています。AP通信は最近、クロブシャーがヘンネピン郡地方検事時代に首席検事として担当した、2002年のアフリカ系米国人の十代の少年マイオン・バレルが、当時11歳だったタイエシャ・エドワーズを殺害した罪で終身刑になった事件について報道しました。その報道によれば、クロブシャーはこの事件の扱いを誤っており、バレルは無実の可能性があるということです。この衝撃的な報道を受けて、全米黒人地位向上協会(NAACP)ミネアポリス支部、「黒人の命も大事」(BlackLives Matter)のツインシティ支部、およびその他の人種正義組織が、クロブシャーに大統領選から撤退するよう求めています。AP通信の報道によれば、検察側はバレルをこの殺害に関連付ける証拠となるDNAや指紋を発見しておらず、留置所の情報提供者の証言に頼りましたが、一部はその後証言を撤回しています。バレルは最初から無実を訴えていました。クロブシャーは選挙遊説で、バレルの有罪判決をこれまでの功績のひとつとして挙げており、9月の討論会でもこの件に言及しました。公民権弁護士で活動家、「人種正義ネットワーク」(Racial Justice Network)の事務局長、元NAACPミネアポリス支部長のネキマ・レビー=アームストロングに話を聞きます。「マイオン・バレル事件の重要性を考えれば、エイミー・クロブシャーが未だに米国大統領候補として残っているのはショックです」とレビー=アームストロングは言います。

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