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2019年8月27日(火)

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  • オクラホマ州の判事は同州のオピオイド危機に加担したとして、ジョンソン・エンド・ジョンソン社に5億7200万ドルの支払いを命じる画期的な判決を下しました。オクラホマ州が求めていた170億ドルの賠償額には程遠い結果でしたが、今回の判決は製薬会社がオピオイド危機に対する責任を問われた初めてのケースです。米国疾病管理予防センター(The Centers for Disease Control and Prevention)によると、1999年から2017年の間にオピオイドが関わる薬物過剰摂取により約40万人が死亡しました。裁判に提出された文書によれば、オクラホマ州だけで6000人以上が鎮痛薬の過剰摂取で死亡しています。オクラホマ州の判決は、製薬会社や医薬品販売業者に対して現在同じような賠償を求めている40以上の州に道を開いたことになります。約2000の都市、郡とアメリカ先住民族によって提起された大規模な連邦訴訟が10月に始まります。マザージョーンズ誌の上級記者で、オピオイド危機について長年取材してきたジュリア・ルーリーに話を聞きます。

  • 大富豪で保守的な篤志家デービッド・コークが8月23日、前立腺がんで死去しました。79歳でした。約420億ドルの資産を保有していたデービッド・コークは、彼の兄チャールズと共に、保守的なシンクタンクと政治家たちを通して気候変動を否定することに巨額の資金をつぎ込んでいました。コーク兄弟は2004年、政策支援団体「繁栄のための米国人」(Americans for Prosperity)を設立しました。この団体が “ティーパーティー”を本格的な政治運動に転換させたといわれています。彼らはさらに、労働者の権利を弱め労働組合への参加を減退させる、「働く権利」の主張を支援していました。コーク兄弟は、米国で2番目に大きい非上場企業、コーク・インダストリーを経営し財産を築きました。コーク兄弟の商取引を検証する主要な新刊を8月第3週に出版したばかりのビジネスジャーナリスト、クリストファー・レオナルドに話を聞きます。この本のタイトルはKochland: The Secret History of Koch Industries and Corporate Power in America(『コークランド:コーク・インダストリーズの知られざる歴史と米国のコーポレート・パワー』)です。

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