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2019年6月26日(水)

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  • 共同司会者のフアン・ゴンザレスは6月23日にダラス・フォートワース空港にいました。そこで彼は拘留施設から最近釈放されたばかりの中米からの難民家族らに出くわしました。グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラスから来た家族たちは、移民税関捜査局(ICE)により、なんのガイダンスもフライト情報を調べる手助けをする通訳も無しに、置き去りにされていました。家族らは、すでに米国に住んでいる家族と再会できるようさまざまな都市へ向かう旅の途上のようでした。グアテマラからの家族たちの場合、ほとんどの人はスペイン語も話せず、先住民の言語を話していました。英語を話せる人は一人もいませんでした。手持ちのお金もなく、アメリカン航空の従業員からの支援は皆無でした。数人の空港職員、主に整備作業員などが、食糧や毛布その他の支援品を提供して、中米からの見捨てられた難民を援助しようとしていると述べました。こうしたシーンは米国全土の主要空港のどこででも見られます。

  • 米国土安全保障省(DHS)は、100人の移民の子供をテキサス州クリントにある国境警備隊施設に戻しました。そこでは、幼児や子どもたちが十分な食料、水、衛生、医療なしに閉じ込められていて、年長の子たちが、小さな子供たちの面倒を見ざるをえない状態です。報告が広範な憤慨をまきおこした後、24日、およそ300人の子供たちが施設から出されましたが、移民税関捜査局(ICE)は、施設の過密状態は解消されたと主張し、子供たちの何人かを送り返していると述べました。最近、同施設を訪れた弁護士らは、子供たちが何週間もの間、シャワーを浴びることなく、清潔な着替えの服も与えられていないと、混乱と病気にさいなまれている様子を語りました。ヒューマン・ライツ・ウォッチの上級調査員のクララ・ロングに話を聞きます。彼女は先週、クリントを含む国境警備隊施設を視察した監視チームの一員でした。

  • 25日、トランプ政権による移民の非人道的扱いへの対処を求める圧力が高まる中、連邦議会下院では、議論が紛糾していた国境危機対処を掲げる45億ドルの緊急資金援助パッケージを承認しました。この法案は、ほぼ二大政党の党派に沿って票が分かれ、230票対195票で可決しましたが、進歩派民主党議員の一部は、投獄された移民のための新たな安全衛生基準の条項を含めるよう交渉を行った後で、法案を支持しました。4人の民主党議員は、反対票を投じました。アレクサンドリア・オカシオ=コルテス、イルハン・オマル、アヤナ・プレスリー、ラシダ・タリーブです。先週、この進歩派議員たちは同法案を非難し、移民税関捜査局(ICE)の廃止を求める声明を発表しました。上院は今週、独自の国境への資金援助措置を検討する予定ですが、その中にはトランプ大統領が当初、出した税関・国境警備局および移民税関捜査局(ICE)のための10億ドルを超える予算の要請も含まれます。、デモクラシー・ナウの記者でプロデューサーでもあるルネ・フェルツに話を聞きます。フェルツは移民の犯罪者扱い、家族の拘留、および拘留ビジネスについての報道に長年、取り組んでいます。報道サイト「リワイア・ニュース」(Rewire.News)への彼女の最近のレポートは「『気ままな無謀さ』:根拠があいまいな家族拘留を推し進めるトランプ」(“'Willful Recklessness': Trump Pushes for Indefinite Family Detention.”)という見出しです。

  • テキサス州クリントの勾留センターやその他の収容施設での不潔で非衛生的な状態に関するおぞましい報告に続き、米南部国境沿いの移民収容所は厳しい監査に直面しています。移民家族が収容されている施設を監査するために2014年に雇用され、政府の内部告発者になったスコット・アレンに話を聞きます。彼が言うには、収容されている移民たちが置かれている恥ずべき状況は、オバマ政権時代に遡ります。アレンは入国管理施設の状況について透明性を高めるよう政府に求め、「我々がここで行っていることの非人間性に直面したら、ほとんどのアメリカ人は憤慨し、容認しないだろう」と述べます。アレンは現在も、国土安全保障省の公民権および市民の自由局の契約職員です。彼と、同じく同僚の内部告発者であるパメラ・マクファーソンは最近、2019年の「ライデンアワー真実を語る人賞」(Ridenhour Prize for Truth-Telling)を受賞しました。二人は共に、非営利組織「政府の説明責任プロジェクト(Government Accountability Project)」の司法支援を受けています。

  • 米南部国境沿いにある子供の移民収容所での非人道的で恥ずべき状況に関する数々の報告が続く中、第二次世界大戦中に日系アメリカ人の厳重警備収容所であったトゥーリーレイク隔離センターで生まれた日系アメリカ人の心理療法士サツキ・イナに話を聞きます。「何十年もの間、遵守し声をあげることなく暮らし、善良な市民であることを身をもって立証してきた私たちですが、その多くは、今こそ声をあげ、抗議し、抵抗し、かつてしてこなかったようなやり方でを発言すべき時が来たと感じています。なぜなら私たちは、これらの子供たちがどんな体験をしているかを知っているのですから」とイナは言います。「私たちは、家族が離れ離れにされること、収容されることによるトラウマの長期的な影響に苦しむことが、どのようなものかを知っています。人によっては4~5年も収容生活が続いたのです」

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