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2019年5月29日(水)

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  • 「これは予行演習ではありません。警告でもありません。これは現実であり、人々の健康への危機なのです」これは、[リプロダクティブ・ヘルス・サービスを提供し、プロチョイスを推進する非営利団体として知られる]「プランド・ペアレントフッド(Planned Parenthood)」代表であるリアナ・ウェンが、28日、ミズーリ州で唯一、中絶を行っている診療所が今週末までに閉鎖を余儀なくされ、事実上同州での合法的な中絶へのアクセスが停止される可能性がある、とのニュースが発表された時、述べたことばです。「プランド・ペアレントフッド」によると、ミズーリ州の保健省は、診療所の7人の医師への面談などの、一連の理不尽な要求をして、免許を更新しないと脅しています。同診療所で妊娠中絶を担当しているコリーン・マクニコラス医師は、記者団に対して「これは政府の最高レベルによる嫌がらせであり、医師を脅迫する試みだ」と語りました。米国内の6つの州では、中絶を行う医院が一つしか残っていませんが、ミズーリ州はその1つです。5月31日までに免許の更新ができなかった場合、1973年のロー対ウェイド最高裁判決が、憲法による中絶の権利を認めて以来初の、中絶サービスのない州になってしまいます。「プランド・ペアレントフッド」は、クリニックの閉鎖を止めるために訴訟を起こしました。29日の午後、セントルイスで公聴会が予定されています。この事態は、ミズーリ州の共和党知事、マイク・パーソンが、レイプや近親相姦の場合も例外とせず、妊娠8週目以降の中絶を禁止する法案に署名してから1週間も経たずにもたらされました。もしもロー対ウェイド判決が覆されることになれば、この州法が中絶の全面禁止の引き金となるでしょう。イリノイ州グラニット・シティの産婦人科医で、ホープ女性クリニック(Hope Clinic for Women)の所長であるエリン・キング医師に話を聞きます。彼女のイリノイ州のクリニックは、ミズーリ州セントルイスのダウンタウンから約10分のところにあります。

  • 米国各地の州で性と生殖に関する権利への攻撃が強化されるなか、28日最高裁判所は、胎児の性別・人種・または身体障害に基づく中絶を禁じるインディアナ州の法律への裁定を拒否しました。この棄却決定により、同法案に対する下級裁判所の差し止め命令の実効が継続されます。しかし最高裁は、インディアナのいわゆる「胎児埋葬法」の施行を許可する裁定をくだしました。この法令は中絶医院に、中絶された胎児を埋葬または火葬により処理するよう規定しています。同法令は、2016年、当時、知事であったマイク・ペンスが署名し制定されました。最高裁の裁決の意義と、ロー対ウェイド判決への脅威の高まりについて、ACLU上級職員のアレクサ・コービー・モリナスに話を聞きます。「今年起こっていることは、トランプ大統領の反中絶というアジェンダに力を得て、本当にそれを一歩先へと進め、…直接ロー対ウェイド判決に狙いを定め、中絶を禁止するという目標を掲げる政治家たちによる全国的で手に手を取った企てなのです」と彼女は言います。また、イリノイ州の産婦人科医で、ホープ女性クリニック(Hope Clinic for Women)所長であるエリン・キング博士にも、中絶を提供する医師たちが日々直面している危険について話を聞きます。

  • アリゾナ州南部のソノラン砂漠を横断する正式な滞在許可書類のない2人の移民に水、食料、清潔な服とベッドを提供したために、アリゾナの人道主義支援ボランティアが29日裁判にかけられます。有罪判決を受けた場合、スコット・ウォーレンは刑務所で最大20年間を過ごすことになります。ツーソンに本拠を置く「ノー・モア・デス」(No More Deaths)の活動家であるウォーレンは、正式書類を持たない移民を「かくまった」とする3件の重罪容疑で告発されています。何年もの間、アリゾナ州南部の「ノー・モア・デス」やその他の人道支援団体は、難民や移民が米国との国境を越える命がけの旅で命を落とさないよう、夏の間は気温が華氏100度(摂氏38度)に達することも珍しくない過酷なソノラ砂漠に水と食べ物を置いてきました。ウォーレンは2018年1月17日、国境を越える移住者のために置かれた3,000ガロン(約1万1000リットル)以上の水の容器を、米国の国境警備員らが故意に破壊したことを詳細に記録した報告書を、「ノー・モア・デス」が発表してからわずか数時間後に逮捕されました。同グループはまた、砂漠で水を容器から捨て流している国境警備員を映したビデオも公開しました。報告が発表されてから数時間後、当局はアリゾナ州アホにある「ノー・モア・デス」の支援キャンプである「バーン(the Barn)」を襲撃し、一時的な避難を求めていた2人の移民を見つけました。ツーソンにいるスコット・ウォーレンと、同僚で「ノー・モア・デス」のボランティアで活動家のキャサリン・ギャフニーに話を聞きます。

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