トランプ大統領が、ベネズエラの野党主導者フアン・グアイドを暫定大統領として認めると発表したことで、ベネズエラ政府は米国がクーデターを仕組んでいると非難しています。ベネズエラの新国会議長となったグアイドは大規模な野党抗議集会で自ら暫定大統領に就任すると宣言しました。欧州連合(EU)および南北米諸国12カ国からなる「リマ・グループ」(Lima Group)も、フアン・グアイドを新大統領として認めています。「リマ・グループ」のメンバーの中で唯一メキシコだけが、マドゥロを大統領と認めています。ポモナ・カレッジ教授のミゲル・ティンカー=サラスは、「こんなことはベネズエラのみならず中南米史上でも初めてです」と語ります。ティンカー=サラスはThe Enduring Legacy: Oil, Culture, and Society in Venezuela(『恒久的遺産――ベネズエラの石油、文化そして社会』) そしてVenezuela: What Everyone Needs to Know(『ベネズエラ:みんなが知るべき事』)の著者です。
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