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2019年12月10日(火)

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  • デモクラシー・ナウ!は12月第2週、約200カ国の代表が気候危機の解決を交渉するために集まっている、スペインのマドリードでの国連気候変動会議の会場の中から放送しています。第25回「締約国会議」(COP25)として知られるこの会議は、すべての国、特に気候危機の最前線にいる国が、交渉において平等な発言権を持つ貴重な機会です。今回の会議は、地球の気温上昇幅の上限を「摂氏2度(華氏3.6度)よりもはるかに低く」設定した2015年のパリ協定から4年が経っています。しかし、会議が最終日に近づくにつれ、中低開発地域「グローバル・サウス」の国々の代表は、米国と他の富裕諸国が会談を妨害し、すでに気候危機の最悪の影響に直面している貧困国を助ける責任を回避しようとしていると言っています。「アクション・エイド」 (ActionAid)の気候変動専門家のハージート・シンと、「窮乏との戦い」(War on Want)の代表のアサド・レーマンに話を聞きます・レーマンは10年以上にわたって気候変動問題に取り組んできました。「資金調達であれ、損失と損害であれ、すべての話し合いの流れの中に米国が登場します」と彼は言います。「米国代表はあらゆるところに現れ、あらゆるところで妨害し、ことが進展しないようにしているのです。」

  • ロンドンを拠点とする「窮乏との戦い」(War on Want)の代表のアサド・レーマンに、2つの主要なニュースの展開について話を聞きます。2020年に国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)の主催国になる英国では、12月12日に、一部で「気候選挙」と呼ばれる選挙が行なわれる予定です。他方、ワシントンポスト紙は、米国史上最長の戦争である18年間のアフガニスタン戦争において、米政府の幹部たちがもはや勝てない戦争になってしまったという証拠を隠しながらいかに嘘をついていたか、を明らかにする大量の極秘文書を発表しました。

  • ブラジル、コロンビア、エクアドルのアマゾン熱帯雨林の先住民活動家たちが12月9日、第25回国連気候変動枠組条約締約国会議(COP25)の会場の外で、先住民の森林守護者を標的にすることと、「地球の肺」として知られる彼らの土地を破壊することに抗議するために結集しました。彼らの抗議行動の数日前の12月7日、2人の先住民の長老ファルミノ・プレセデ・グアハハラとライムンド・グアハハラがブラジルで、走り去る車からの銃撃で死亡しました。

  • 「私たちの運動はリサイクル運動に止まることなく、プラカードを掲げることより勇敢でなくてはなりません」と、サンティ―・ダコタとホー・チャンク族のメンバーで、「サステインUS」 (SustainUS)の若者代表であり、スペインのマドリードでの国連気候会議の若者帰国活動家たちの公開討論会に参加したローズ・ウィップルは言います。カナダと米国の先住民たちがこの会議に参加し、化石燃料抽出、新たなパイプライン計画、彼らの領土の環境破壊に反対する発言をし、先住民の権利を集中させる運動を求めています。

  • 先住民の女性のグループは12月10日の朝、先住民女性や少女が行方不明になったり殺されたりしている危機的状況への具体的対策を求め、スペインのマドリードの米国大使館前でデモを行いました。デモはマドリード警察によって数分で止めさせられました。12月9日には、先住民の若者と長老たちがマドリードのカナダ大使館の外に集まり、アルバータ州のタールサンド抽出と、先住民の土地を横断するアルバータ州からウィスコンシン州までタールサンドを運ぶパイプラインなど、新たな化石燃料インフラ認めるカナダ政府に抗議しました。アサバスカ・チペワイアン・ファースト・ネーション族のメンバーで、「先住民気候行動」(Indigenous Climate Action)の代表であるエリエル・デランガーに話を聞きます。「今回の会議でカナダは、気候危機取り組みの先導的存在を自負し、自国の先住民とも素晴らしい関係を持っていると言っています」、「しかし現実には、アルバータ州のタールサンドに関する計画提案のどれひとつとして却下されてはいません」と彼女は言います。

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