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2019年12月6日(金)

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  • 世界各国の環境分野の指導者たちが集まり気候危機に対する解決策を協議するCOP25(第25回国連気候変動枠組み条約締約国会議)開催中のスペイン、マドリードからお届けします。会議は月曜日に開幕し、来週まで続きます。この会議のためにマドリードに集まった活動家たちは、独自の代替サミット、Cumbre Social por el Clima(気候のための社会サミット)を開催しています。代替サミットを主催するのは社会正義および環境団体で、その目的はチリで進行中の政治的弾圧、気候サミットへの企業の影響、スペイン自身の気候危機に対する対処の失敗、そして気候会議のヨーロッパ中心主義に注目を促すことです。この会議がヨーロッパで開催されるのは今年で連続3回目になります。代替気候会議のオーガナイザーの1人であるトム・クチャルツに話を聞きます。彼はジャーナリストで、行動するエコロジスト(Ecologists in Action)という団体の活動家です。

  • スペインでは、16歳のスウェーデンの気候活動家グレタ・トゥーンベリがマドリードに到着し、本日の気候ストライキと現地時間午後6時からの大行進に参加します。グレタが気候ストライキ運動を始めたのは去年からで、毎週金曜日に学校を休んでスウェーデン議会の前に立ち、壊滅的な気候変動を防ぐための行動を求めました。彼女の抗議は一瞬にして世界中に広まりました。気候ストライキに参加する二人の若者に話を聞きます。ヒルダ・フラビア・ナカブエは「未来のための金曜日ウガンダ」(Fridays for Future Uganda)の発起人です。アンジェラ・バレンズエラは「未来のための金曜日チリ」(Fridays for Future Chile)のコーディネーターです。チリは今年の国連気候サミットのホスト国の予定でしたが、新自由主義に対する大規模な抗議運動の勃発でチリ政府はキャンセルを余儀なくされました。

  • マドリードで開催中の国連気候サミットで5日(木)、気候活動家の一団がパネルから退場して、シェルやBP、シェブロンなどの石油企業の代表が出席していることに抗議しました。石油会社の代表が参加していたのは、国際排出量取引協会主催のイベントです。折しもスペイン政府は、スペイン最大の温室効果ガス排出企業であるエンデサ社に接触して国連気候変動会議のスポンサーになるよう要請していたことを非難されています。「欧州企業監視団」(Corporate Europe Observatory)の研究者でキャンペーン担当のパスコ・サビドに話を聞きます。彼は、気候危機を引き起こしている企業や投資家を暴露するためにマドリードで有害汚染見学ツアー(toxic tours)を企画しています。

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