« 前  

2019年6月5日(水)

  次 »
  • トランプ大統領は4日、抗議行動がロンドンを揺るがす中、テレサ・メイ首相と会談し、英国のEU離脱(ブレグジット)や今後の貿易交渉について話し合いました。多岐な話題に及んだ記者会見で、トランプはブレグジット後の英国との貿易交渉の計画を示し、米国は、イギリスの国民皆医療保険制度、国民保険サービス(NHS)も含めて英国経済のあらゆる部門を交渉の対象にすべきであると述べました。しかし、激しい反発にあい、トランプは記者会見後、この発言を修正しました。トランプの英国公式訪問は、メイ首相がEU離脱協定締結に向けた試みで挫折を繰り返した末、7日に辞職する数日前にあたりました。数千人もの人々がトランプ大統領の訪問に抗議してロンドンで街頭デモを行いましたが、トランプ大統領はこの事実を「フェイクニュース」だと断言しました。ケンブリッジ大学教授プリヤ・ゴパルから詳しく聞きます。ゴパルはトランプのデモに関する主張は「真っ赤な嘘」と言います。

  • メキシコ政府高官は5日、マイク・ペンス副大統領およびマイク・ポンペオ国務長官と会談し、メキシコからのすべての輸入品に5%の関税を課すというトランプ大統領の計画について討議します。[移民危機が続けば]関税は最高25%まで引き上げられる可能性があります。この関税は、メキシコが、中米からの亡命を求めてやってくる人や移民の米国への流入を阻止できずにいることへの制裁として課すとトランプ大統領は表明しています。共和党上院議員たちは、米国経済に致命的な結果をもたらす可能性があるとして、4日、トランプ大統領の意向に異を唱え、関税反対を表明しました。メキシコシティを拠点とする「国際政策センター米州プログラム」(Americas Program of the Center for International Policy)の代表ローラ・カールセンから詳しく聞きます。

  • エルサルバドルからの25歳の亡命希望者でトランスジェンダーのジョハナ・メディーナが、移民収容所で7週間を過ごした後、テキサス州エルパソの病院で週末に死亡したと、LGBTQ数団体ならびに、彼女を知る支援者たちが発表しました。メディーナは、先週この病院に移送される前、二か月近くにわたってHIVエイズ関連の複合症状の治療を求めていました。彼女は移送後4日目に死亡しました。メディーナは、トランプの大統領就任後、移民税関捜査局(ICE)収容所に収容中あるいは釈放直後に死亡した2人目のトランスジェンダーの移民申請者にあたると見られています。もう一人の犠牲者は、2018年5月にICE収容所内で死亡した、ホンジュラスからの33歳のトランスジェンダー、ロクサナ・ヘルナンデス・ロドリゲスです。検死によりロドリゲスは死亡前に肉体的虐待を受けたことが判明しています。「ミヘンテ」(Mijente)副代表であり、アリゾナ州フェニックスを拠点にトランスジェンダーと移民の権利を求める有力活動家であるイサ・ノヨラから詳しく聞きます。

  • 26歳のシャイナル・リンゼイの遺体が1日、ノースイースト・ダラス市の湖から収容されました。警察は、殺人事件として捜査中であると発表しています。シャイナルは、昨年10月以来ダラスで殺された3人目の黒人トランスジェンダー女性です。つい2週間前に起きたムライシア・ブッカーの殺人事件は大きな話題を呼びました。4月には、別のトランスジェンダーの女性が数回にわたり刺されましたが、一命をとりとめました。トランスジェンダーの権利を求める活動家たちの話では、ダラスの暴行事件では黒人のトランスジェンダー女性が攻撃対象として脅威にさらされる率が高いといいます。今年、米国内では少なくとも8人の黒人トランスジェンダー女性が殺されています。ヒューマン・ライツ・キャンペーン(Human Rights Campaign)によると、2018年には少なくとも26件のトランスジェンダー殺人事件が記録されていますが、実際の数字はそれを上回ると見られています。被害者の多くが黒人のトランスジェンダー女性でした。タレントで公民権活動家であるアシュリー・マリー・プレストンから詳しく聞きます。彼女は「ウエア ヨア ボイス  (Wear Your Voice)」誌でトランスジェンダーとして初の全国誌編集長となり歴史をつくりました。また、カルフォルニア州でトランスジェンダーを公言して州議会議員に立候補した初の人物でもあります。彼女は、「警察は黒人トランスジェンダー女性を違法行為をおこなっている女性とみています。黒人トランスジェンダー女性を破壊する法に目を向けようとはしないのです。」

Syndicate content