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2019年5月13日(月)

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  • インドでは総選挙が段階的に実施されており、第6回目の投票が終了しました。この選挙は、モディ首相の2期再選の是非を問う事実上の国民投票として注目されています。インドは、9億人の有権者を持つ世界最大の民主主義国です。最終投票は5月19日に行われ、開票は23日に開始します。ヒンズー・ナショナリズムを掲げるモディのインド人民党(BJP)は2014年、圧倒的な勝利を収めました。モディ政権は、政治的反対派やジャーナリスト、人権活動家、弁護士、作家などを標的に市民社会を弾圧していると批判されています。人権団体は、弱い立場の人々、とりわけダリットとムスリムに対する攻撃に対して警告を発しています。世界的に知られ受賞歴もあるインドの作家、アルンダティ・ロイに話を聞きます。ロイは『小さきものたちの神』とThe Ministry of Utmost Happiness(『至福を司るもの』)の著者として知られています。6月にはノンフィクション作品を集めた新著My Seditious Heart(『私の扇動的なハート』)が出版されます。

  • スウェーデン検察はウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジに対する性的暴行疑惑の調査を再開し、スウェーデンでの訴追のために身柄の引き渡しを求めています。スウェーデン検察は2017年、アサンジがロンドンのエクアドル大使館に避難している間は案件を進めることができないとして調査を終了していました。アサンジは7年にわたってエクアドル大使館に住み、今年4月に英警察によって強制連行されました。アサンジはその後、スウェーデンへの引き渡しを避けるために保釈中の出頭を拒否したとして英国刑務所での禁錮50週の刑を宣告されています。アサンジは性的暴行容疑を否定しています。アサンジは以前にも別件で性的不品行の申し立てがありましたが、2015年に時効が成立しています。米国も、イラクでの戦争犯罪の証拠資料を元陸軍兵チェルシー・マニングが暴露し内部告発した事件で、アサンジの引き渡しを求めています。ウィキリークスの創設者で編集長のジュリアン・アサンジの逮捕を批判してきた、受賞歴のある作家、アルンダティ・ロイに話を聞きます。ロイは他のインドの知識人らとともに、アサンジの即時釈放を求める声明を発表し、次のように指摘しています。「ウィキリークスとその編集長が支持するジャーナリズムは、世界中で行われている不公平や残虐行為に対する怒りのジャーナリズムです。それは、事実や実証、正確さを常に重視するジャーナリズムでもあります。米国が、機密資料の公表を理由にアサンジとウィキリークスを訴追したのであれば、それは『ペンタゴン・ペーパーズ』を報道したニューヨーク・タイムズ紙を訴追するのと何ら変わりがありません」

  • 100万種もの生物が人類の活動が原因で絶滅にひんし、地球が直面する気候変動の危機もますます深刻化しています。地球上の生命の未来に資本主義が投げかける脅威について、世界的に知られた作家のアルンダティ・ロイに話を聞きます。ロイは、気候変動の危機をもたらした最も重い責任のある人々が「解決法を提案することで利益を得ようとしている」と指摘します。

  • アルンダティ・ロイは12日夜、「ペン・ワールド・ボイシズ・フェスティバル」の一環で「アーサー・ミラー・書く自由」と題する講演をニューヨーク・ハーレムのアポロ・シアターで行いました。ロイが講演の抜粋を朗読します。「米国政権はここ数年、戦争の遂行と国際条約の一方的な破棄によって、自らが『ならず者国家』の定義に完全に合致しています」とロイは指摘します。「そして今、相変わらずの恐怖戦術、使い古された虚偽、お決まりの核兵器のフェイクニュースを用いて、イラン爆撃の準備を整えています。米国史上最大の過ちとなるでしょう」

  • 世界的に知られた作家のアルンダティ・ロイに、最も切迫した政治的な時代に文学を読むことと書くことの重要性について聞きます。ロイは12日夜、ニューヨーク・ハーレムのアポロ・シアターで行った「アーサー・ミラー・書く自由」と題した講演で、ジェームス・ボールドウィンを引用し、他のすべての手段が尽きても文学は真実を語ることができると論じました。ロイは聴衆に「私は『必要とされる文学』という考えを好みます。さまざまな種類の避難所を提供する文学です」と語りました。

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