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2019年2月5日(火)

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  • ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領は、ローマ教皇フランシスコに、ベネズエラの危機の平和的解決への助力を求めました。マドゥロは、野党指導者のフアン・グアイドが自身をベネズエラの暫定大統領と宣言してから2週間、マドゥロ大統領は国際社会からの高まる辞任への圧力に直面しています。グアイドは1月23日、トランプ政権からの支援を申し出たマイク・ペンス米副大統領との談合をおこなったのちにこの発表を行いました。それ以来、オーストリア、イギリス、デンマーク、フランス、ドイツ、スペイン、スウェーデンなどの国が相次いでグアイドの大統領就任を公式に承認しました。イタリアはグアイドを承認する欧州連合の声明を阻止し、アイルランドとギリシャは新たな選挙を要請、グアイドの大統領就任はまだ認めていません。一方、ベネズエラの野党と米国は、メキシコとウルグアイによる両派間の話し合いを主催するという申し出を拒否しました。「ラテンアメリカに関するワシントンDCオフィス」(Washington Office on Latin America)の上級研究員で、テュレーン大学の社会学教授であるデビッド・スミルデに話を聞きます。カリフォニアからはポモナ大学の教授でThe Enduring Legacy: Oil, Culture, and Society in Venezuela(『恒久的遺産――ベネズエラの石油、文化そして社会』) そしてVenezuela: What Everyone Needs to Know(『ベネズエラーみんなが知るべき事』)の著者ミゲル・ティンカー=サラスに話を聞きます。

  • 悪名高いメキシコの麻薬王ホアキン・“エル・チャポ”・グスマンの裁判がニューヨーク市で11週間にわたって開かれています。連邦陪審は2月4日、エル・チャポによって運営されていた大規模な麻薬密輸組織「シナロア・カルテル」の内部構造を明らかにしたブルックリン区連邦地方裁判所での200時間以上の証言の後、評議に向かいました。56人の証人が証言台で殺人、暴力、スパイ、広範な汚職について証言し、この麻薬王が2014年に元愛人と共に裸で下水道を抜けて逮捕を逃れた話さえも語られました。エル・チャポは、犯罪組織を率いていたことを含む10の罪に問われており、有罪判決が下されれば米国で終身刑になる可能性があります。この裁判が結審に向かう一方で、ドナルド・トランプは米国とメキシコの国境の壁の要求を続けています。トランプはこの壁が麻薬密輸との闘いを助けると主張しています。しかし米政府のデータは、税関・国境警備局によって押収される毒性の高い薬物の多くは南の国境を密かに超えようとする人々からではなく、合法的な通関手続き地点を通って入ってきていることを示しています。ジョン・ホプキンス大学の社会学とラテンアメリカ学の准教授クリスティ・ソーントンに話を聞きます。彼女はエル・チャポのセンセーショナルな裁判は、いわゆる麻薬戦争についての真実を不明瞭にしていると言います。

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