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2018年1月24日(水)

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  • 著名なファンタジー作家のアーシュラ・ル=グウィンが88歳で亡くなりました。フェミニスト作家ル=グウィンは、20冊を超える小説、10冊以上の詩集、更に10冊を超す児童書を著しました。最も有名な作品のひとつは、住む人がみな男性でも女性でもない両性具有(ambisexual)の惑星を舞台にした1969年の『闇の左手』で、ファンタジー小説において書かれた中で最も有名な文章のひとつ「王様が妊娠しました」というくだりがあります。ル=グウィンの1974年の小説『所有せざる人々』も評価の高い作品で、ユートピア、ディストピア(闇黒郷)、資本主義、無政府主義、抑圧を探求しています。ル=グウィンが2014年、全米図書協会から米文学界への長年の功績をたたえる賞「米文学功労賞(Medal for Distinguished Contribution to American Letters)」を受賞した時のスピーチを放送します。

  • ヤンス・フォード監督と話します。フォードは23日、トランス・ジェンダーの監督として初めてアカデミー賞にノミネートされました。最優秀ドキュメンタリー作品にノミネートされたStrong Island(『ストロング・アイランド』)で、アフリカ系アメリカ人であるフォードは、兄のウイリアム・フォード・ジュニアが1992年ニューヨーク市ロングアイランドで白人の自動車修理工に射殺された後、家族に起きた出来事を描いています。殺害犯は警察の聴取を受けましたが、訴追されることはありませんでした。「25年前の兄の事件は、現在、眼の前で起きていることとぴったり重なります」とフォードは語ります。「あなたが法を守っているかどうかなど関係ない。アメリカの司法制度は、非白人のために機能するようには作られていないのです」。映画の製作者で、ルベルチュール・フィルムの共同創設者でもあるジョスリン・バーンズとも話します。

  • マーティン・ルーサー・キング・ジュニアは50年前、暗殺2週間前の一夜を黒人居住地帯(ブラック・ベルト)の真只中、アラバマ州ヘイル郡で過ごしました。1968年3月21日、「貧者のキャンペーン」の支援集会を開くため、グリーンズボロを訪れたキングを支援者はグリーンズボロ郊外にある小さな木造家屋にかくまうことになりました。クー・クラックス・クランのメンバーがキングを襲おうとしたからです。その日は、キングがヘイル郡で過ごす最後の日になりました。2週間後、彼はテネシー州メンフィスで暗殺されました。キングが滞在した隠れ家は現在、記念館になっています。ヘイル郡を主題に取り上げた新作ドキュメンタリー映画Hale County This Morning, This Evening(『ヘイル郡 今朝、今晩』)が、サンダンス映画祭で初公開されました。アフリカ系アメリカ人が人口の圧倒的多数を占めるヘイル郡の生活を描いています。ヘイル郡は南軍の将軍の名にちなんで命名されました。映画でラメル・ロス監督は、21世紀の黒人居住地帯の日々を詩的に描いています。ロス監督、映画の製作者ジョスリン・バーンズと話します。

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