« 前  

2018年6月7日(木)

  次 »
  • トランプ大統領は、リアリティ番組のスター、キム・カーダシアン=ウエストが恩赦を求めたことで、非暴力の薬物犯罪で終身刑に処された女性を減刑しました。この女性アリス・マリー・ジョンソンはメンフィス出身の孫もいる63歳で、6月6日、22年近く服役していたアラバマ州アリスビルの連邦刑務所から釈放されました。ジョンソンは恩赦されましたが、非暴力の薬物犯罪で執行猶予なしの終身刑で服役する受刑者は他にも数千人います。恩赦を求めるジョンソンの弁護士チームの一員だったジェニファー・ターナーに話を聞きます。ターナーは米国自由人権協会(ACLU)の人権問題研究者で、同協会の報告書A Living Death: Life Without Parole for Nonviolent Offenses(「生ける死者:非暴力犯罪で執行猶予なしの終身刑に処された人々」)を執筆しました。

  • ニカラグアでは4月半ばから反政府運動が全国に広まっており、先週末少なくとも5人の死者がでました。ニカラグア政府が4月半ばに社会保障の見直しと縮小を発表して以来、ダニエル・オルテガ大統領の辞任を求める抗議活動が広範囲で行われ、110人以上が殺害されています。抗議運動と犠牲も厭わない政府による弾圧は、オルテガ政権11年間の中でも最大の危機となっています。本日は3人のゲストを迎えます。ナイジェリアのアブージャより元ニカラグア国連大使で、サンディニスタ政権時代の1979~90年にはニカラグアの外務省事務総長も務めたアレハンドロ・ベンダーニャに、ニカラグアのマナグアで抗議運動の先頭に立つ人権保護活動家のモニカ・ロペス=バルトダーノ、そして「代替政策を目指す開発グループ」(Development Group for Alternative Policies)のスティーブン・ヘリンジャー理事長にも話を聞きます。

  • 反政府運動が広がるニカラグアでは、110人以上が殺害され、数千人の負傷者がでています。活動家らはダニエル・オルテガ大統領の即辞任を求めていますが、警察による犠牲も厭わない弾圧がつづきます。4月にデモ参加中の22歳の息子モロニ・ロペスを警察に射殺され、正義を求めるアルバ・ガルシアに話を聞きます。

  • メキシコ連邦最高裁は、2014年のアヨツィナパ師範学校の学生43人が行方不明になった事件に対する政府の捜査を事実上、打ち切りとし新たな捜査の開始を指示しました。判事3人からなる審判団は6月4日、同事件の容疑者とされる数名の再審査の求めに対する判決をだしました。容疑者たちは、拷問により自白を強要されたと主張しています。これに対し審判団は満場一致で今回の事件に関する広範囲に渡る起訴は「迅速でも効果的でもなく、独立性を保つ公平なものではなかった」という判決を出しました。判事らはまた、メキシコ検事当局は重要な証拠を調べなかったとし、「メキシコ軍や連邦警察の一員による関与が疑われるのに、この方面への捜査を行った形跡はない」と記しています。アムネスティ・インターナショナルは今回の判決を、真実と正義への重要な進歩だと歓迎しています。メキシコの調査報道ジャーナリスト、アナベル・エルナンデスに更に詳しい話を聞きます。エルナンデス記者は新著The True Night of Iguala(『イグアラの夜の真実』)で、43人の学生らが行方不明になり大量虐殺されたとみられる事件へメキシコ軍兵士がいかに関与したかを明かしています。

Syndicate content