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2018年1月11日(木)

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  • 石油および天然ガスのオフショア採削を大幅に拡大するというトランプ大統領の方針に対し、超党派の反対が広がっています。オバマ政権時代の規制を反転させるこの方針が実現すれば北極、太平洋、大西洋およびメキシコ湾において、十億エイカー以上の地域での石油および天然ガスのオフショア採削が可能となります。米内務省は当初、ほぼ全ての米国の沖合地域で石油および天然ガスのオフショア採削を許可しようとしましたが、フロリダ州の共和党知事リック・スコットが激しく反対したためフロリダ沿岸地域における採削許可を断念したと発表しました。スコット知事はトランプ大統領支持者で、大統領所有の冬季リゾート、「マール・ア・ラーゴ」もフロリダ州にあります。現在、ジョージア州、サウスカロライナ州、ノースカロライナ州、バージニア州、メリーランド州、デラウェア州、ニューヨーク州、ニュージャージー州、カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州その他の知事や議員が、フロリダ州だけが特別扱いされているのを疑問視しています。ニューメキシコ大学のアートおよびエコロジー教授のスブハンカー・バナジーに話を聞きます。バナジー教授はArctic National Wildlife Refuge: Seasons of Life and Land)(『北極圏野生生物保護区――その生き物と土地の季節』)の著者で、Arctic Voices: Resistance at the Tipping Point(『北極からの声――転機における抵抗』)を編集しました。

  • ニューヨーク市は10日、大手化石燃料企業5社を地球温暖化を促進させたとして提訴しました。この訴訟はBP、シェブロン、コノコフィリップス、エクソンモービル、ロイヤル・ダッチ・シェルを標的としたもので、ビル・デブラシオ市長は同市の職員年金基金による化石燃料企業への投資50億ドルを撤退させる方針を発表しました。10日、「350.Org」の共同創設者ビル・マッキベンはツイートで「30年におよぶ気候変動への戦いの中で最も重大な日。地球上最も強力な都市が、最も金持ちで最も無責任な産業界に対して全面対決の姿勢を打ち出した」と称賛しました。ニューメキシコ大学のアートおよびエコロジー教授のスブハンカー・バナジーに話を聞きます。バナジー教授はArctic National Wildlife Refuge: Seasons of Life and Land)(『北極圏野生生物保護区――その生き物と土地の季節』)の著者で、Arctic Voices: Resistance at the Tipping Point(『北極からの声――転機における抵抗』)を編集しました。

  • 1月8日、警察の暴力行為反対運動活動家で12月27日に27歳で亡くなったエリカ・ガーナーの葬儀がハーレムで行われ数百人が集まりました。エリカは4か月前に第二子を出産したばかりで、喘息で心臓発作を誘発し亡くなりました。エリカの父エリック・ガーナーは、スタテン島警察官が彼を地面に押し倒し、押さえつけたうえで首を絞めたことで2014年に死亡しました。エリカの葬儀の前に発表された独立系の調査報道サイト「プロプブリカ」(ProPublica)の記事によれば、出産後間もなかったエリカの死は全国的に広く起こっている問題である可能性があります。多くの病院はアフリカ系米国人の母親への対応が遅れており、黒人の妊婦亡率が不相応に高い原因となっています。米国では毎年、妊娠および出産に関連した症状が原因で700~900人の女性が亡くなっています。加えて、その約12倍の数の女性が毎年、重度ないし時に生命に関わる合併症を経験します。「プロプブリカ」のアニー・ウォルドマン記者に話を聞きます。ウォルドマンの最新記事はHow Hospitals Are Failing Black Mothers(「黒人の母親に対処できない病院」)というタイトルです。この記事は、プロプブリカの年間を通した調査連載シリーズLost Mothers: Maternal Care and Preventable Deaths(「忘れられた母親たち:妊娠管理と防ぐことができる死」)の一部です。

  • エリカ・ガーナーの葬儀で、アル・シャープトン師は彼女が父エリックのために正義を求めた断固とした決意について語りました。シャープトン師は警察が彼女の父を殺害した2014年7月27日の事件に触れ、「エリカは心臓発作が原因で亡くなったとされているが、彼女の心臓はあの日にすでに打撃を受けていたのだ」と言いました。本日のゲスト、テキサス大学オースティン校のクリステン・スミス教授は、ニュースサイト「ザ・カンバセーション」(The Conversation)へ寄稿した記事The fallout of police violence is killing black women like Erica Garner(「警察の暴力はエリカ・ガーナーのような黒人女性の死という形でも波及している」)にこう記しています。「警察による殺害事件というと、銃弾や警棒で殴られ亡くなった死者数にまず目が行く。この数を見れば、警察に殺害されるのは不相応に黒人男性が多いとの印象を受ける。しかし、この数からは黒人女性が経験するゆっくりと近づく死は見えてこない。警察の暴力が引き起こす長期に渡るトラウマは、銃弾と同じように命取りになるのだ。喪失の痛みからくる心臓発作、発作、うつ、それに無気力からも人は死ぬのだ」

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