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2017年10月16日(月)

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  • 米国が支援しサウジアラビアが主導するイエメンでの戦争およびそれに伴う海上封鎖は、近代史上最大規模のコレラを引き起こし、イエメンでは記録的な速さでコレラ感染が広がっています。年末までに症例は100万件に達する見通しで、このうち子どもは少なくとも60万人にのぼるものとみられています。米国は、サウジアラビアが主導する戦争の主要な後援者となって来ました。しかしワシントンでは現在、米国の支援に反対する声が高まっています。最近になって、米国がおこなっているすべての戦争支援を撤退させることを目的とした、憲法に基づく決議案が議会に提出されました。提出したロー・カンナ、ウォルター・ジョーンズ、マーク・ポカンの各下院議員はニューヨーク・タイムズ紙に共同で論説記事を寄稿、決議案は「『聖書に出てくるような飢餓』に近づきつつある国の苦しみに終止符を打つ」ためであり、「この紛争の事実が知らされれば、民間人に爆弾を落とし、飢えさせるために税金を使うことに米国人は反対すると信じている」と書いています。カリフォルニア州選出の民主党下院議員ロー・カンナに話を聞きます。

  • カリフォルニア州では気候変動によって加速された大規模な山火事で、少なくとも40人が死亡、家屋や事業用建物数千棟が焼失し、ニューヨーク市の大きさに匹敵する20万エーカー(約800平方キロメートル)以上が焦土と化しました。山火事による死者は、カリフォルニア州で記録が始まって以来の最多に達しています。少なくとも10万人が強制避難し、約7万5千人が今も避難を続けています。長引く干ばつと方向の定まらない強風にあおられた火はまたたくまに広がり、命からがら逃げた住民もいました。山火事は住宅危機ももたらし、火災発生前から家賃が高騰していた地区では数千人のホームレスが出現しています。カリフォルニア選出の民主党下院議員のロー・カンナに話を聞きます。

  • カリフォルニア州で起きた制御不能な山火事は、確認されただけで40人の死者、数百人の行方不明者、数千軒の家屋が全半焼するという被害を出しました。現在11,000人を超える消防隊員が、消防車数百台、ヘリコプターや飛行機数十機を使って山火事と戦っています。消防士の多くは受刑者で、1日わずか1ドルで作業しています。当局によると、山火事の犠牲になったソノマ郡の高齢者たちは遺体の損傷が激しく、人工関節などの医療機器のシリアル番号で身元が判明したひともいました。カリフォルニア大学ロサンゼルス校の気候科学者で、ブログ「ウェザー・ウェストのカリフォルニアの天気」(Weather West, the California Weather Blog)」の著者であるダニエル・スウェインに話を聞きます。

  • カリフォルニア州では少なくとも10万人が避難を余儀なくされ、約7万5千人が今も避難を続けています。長引く干ばつと方向の定まらない強風にあおられた火はまたたくまに広がり、命からがら逃げた住民もいました。陶器アーティストのジャン・ホイマンもその一人です。ホイマンは先週、メンドシーノ郡の山火事からかろうじて逃げ延びました。カリフォルニア州ユカイア市のアトリエにいるホイマンに話を聞きます。

  • 「『黒人アイデンティティ過激派』(black identity extremists)は法執行機関への脅威となっている」。FBIの国内テロ分析ユニットから流出した文書のメモにそう記されていたと入手元のフォーリン・ポリシー誌が報じました。メモの日付は2017年8月3日で、バージニア州シャーロッツビルでおこなわれた白人至上主義者による集会の数日前にあたります。集会では、白人至上主義者、クー・クラックス・クランのメンバー、ネオナチ主義者らによって、人種差別に抗議していたヘザー・ヘイアーが殺され、数十人が負傷しました。しかしこの文書は、白人至上主義者による暴力を懸念するものではありませんでした。メモには「法執行機関に対する計画的で報復的かつ致命的な暴力を増加させたのは、警察がアフリカ系米国人に加えた暴力に対する黒人アイデンティティ過激派の認識だとみられ、それは今後も暴力の正当化に使われる可能性が高いとFBIは評価する」と書かれていました。市民的自由の擁護団体はFBIの報告書を批判し、「黒人アイデンティティ過激派」という呼称は「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)やほかのグループの抗議者の権利を脅かすものだと警告しています。多くの人が、このメモを1950~70年代の公民権運動をターゲットにしたFBIの「COINTELPRO」(対敵諜報活動プログラム)と比較しています。「センター・フォー・メディア・ジャスティス」の共同創設者で代表を務め、「黒人の命も大切」のサンフランシスコ・ベイエリアの活動家でもあるマルキア・シリルに話を聞きます。

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