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2017年2月2日(木)

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  • 米国連邦議会では混乱の中、上院がエクソンモービルの前CEOのレックス・ティラーソンを56対43票で承認しました。ロイター通信によれば、少なくとも過去50年来、これほどの僅差だったことはなく、反対票の数は群を抜いていました。上院司法委員会(Senate Judiciary Committee)は更に、党路線に沿った投票で共和党派が全員賛成票を投じることでジェフ・セッションズ上院議員を司法長官に承認しました。民主党議員は上院財政委員会(Senate Finance Committee)で、ドナルド・トランプ指名の閣僚候補2人に対する投票をボイコットしました。それは財務長官候補のスティーブン・ムニューチンおよび、保健福祉省長官候補のトム・プライス2人への投票で、同委員会の規則では、民主党派議員が少なくとも1人出席しないと投票はできません。しかし同委員会の共和党派議員はこれに対し、同規則を一時停止とすることで2人の候補者への委員会での承認投票を強行し、上院議会での投票に持ち込みました。民主党議員は、環境・公共事業委員会(Environment and Public Works Committee)でも、スコット・プルーイットの環境保護庁長官承認投票をボイコットしました。ハフィントンポストのワシントン支局長ライアン・グリム記者に話を聞きます。グリム記者の最新記事はAfter Trying Everything Else, Democrats Have Decided to Listen to Their Voters(「他の手段を尽くした民主党派議員、ようやく有権者の意見に耳を傾ける」)というタイトルです。

  • 米国務省がイラク、イラン、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメン国籍のすべて人々の一時渡航および移住ビザを暫定的に取り消したという、新たな情報が明らかになりました。トランプ政権の大統領令に異議を申し立てる集団訴訟の主任弁護士で、「ノースウエスト移民の権利プロジェクト」(Northwest Immigrant Rights Project)のマット・アダムス法務部長に話を聞きます。彼は米国に合法的に居住し、現在、ソマリア、シリア、イエメンの3カ国から子どもを呼び寄せるのを阻まれている3人の親の代理としてシアトルで訴訟を起しました。

  • ドナルド・トランプが財務長官に指名したスティーブン・ムニューチンは、ゴールドマンサックスでパートナーとして働いていたことなど、金融業界と深い関係があります。彼の父親もまた同社で働いていました。破たんしたカリフォルニア州のインディマック銀行を買い取ったムニューチンのヘッジファンドは、その後の住宅危機にも関与しました。ムニューチンが所有するインディマックは、リバースモーゲッジ(不動産担保型貸付)返済のできない高齢者を中心に3万6000家族の物件差し押さえをしました。ムニューチンは「差し押さえ機」を運営していると非難されました。下院議員マクシーン・ウォーターズに、彼女がムニューチンの財務職に反対する理由について聞きます。

  • 有名な白人至上主義者でドナルド・トランプの支持者リチャード・スペンサーは、国際ホロコースト記念日の声明で、600万人のユダヤ人が犠牲になったことに触れなかったトランプを称えました。今回、言及を避けたことでトランプは多くの批判を浴びましたが、トランプ政権は繰り返しこの声明を擁護しています。ティム・ケイン上院議員はこれは「ホロコースト否定」だと一歩踏み込んだ批判をしています。一方、スペンサーはこの声明をホロコーストから「ユダヤ人抜き」をしたと称えています。近日、著書One Long Night: A Global History of Concentration Camps(『長き一夜――強制収容所の世界史』)が刊行されるアンドレア・ピッツァーに話を聞きます。同書は1896年から現在までの、裁判なき市民の大量拘束を検証しています。

  • トランプ政権は、「サンクチュアリー・シティ」と呼ばれる地域で、不法滞在の移民が犯した犯罪のリストを毎週公表する計画だと発表しました。「サンクチュアリ・シティ」とは、国外退去処分のスピードを上げようとする連邦移民局への協力を地元当局者および警察が拒否している地域のことです。国土安全保障省が発表することになっている週刊リストの発表は、先週、署名されたトランプの大統領令に含まれていたものたものです。アンドレア・ピッツァーに話を聞きます。ピッツァーの新著はOne Long Night: A Global History of Concentration Camps(『長き一夜――強制収容所の世界史』)というタイトルです。

  • ドナルド・トランプが難民およびムスリムが多数を占める7カ国の国籍を持つ人々の米国入国禁止措置をとったことに対し、弁護士と活動家が異議申し立てをつづけていますが、歴史への検証からこの政策が導く未来を示した新たな記事が発表されました。この記事の中で最も興味深いのは、トランプ政権の上級スタッフの家族に関した話です。”Nobody Wanted to Take Us In: The Story of Jared Kushner’s Family, and Mine")(「誰も私たちを入国させてくれなかった――ジャレッド・クシュナーの家族と私の家族の話」)で、ネイション誌の上級記者リジー・ラトナーは自身の家族と、ドナルド・トランプの娘イヴァンカの夫で同政権で上級アドバイザーを務めるジャレッド・クシュナーの家族の歴史を調べています。ラトナー記者とクシュナーの祖父母はどちらも、ドイツによる占領が進行し、米国も移民受け入れを停止しはじめた時代に、ポーランドから米国へ移民したユダヤ人でした。ラトナー記者に話を聞くとともに、クシュナーの祖母レイ・クシュナーのビデオを放送します。

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