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2016年12月29日(木)

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  • 約3週間後にドナルド・トランプが米国次期大統領に就任します。自然保護団体「シエラ・クラブ」(Sierra Club)によれば、トランプは科学的に証明された気候変動を未だ否定する世界で唯一の指導者となります。トランプは選挙戦後、複数の気候変動否定派をトランプ政権の重要職に指名すると発表しています。例えば、エクソン・モービル社CEOレックス・ティラーソンを国務長官に、オクラホマ州検事総長スコット・プルイットを環境保護庁長官に、前テキサス州知事リック・ペリーをエネルギー省長官に、そしてライアン・ジンケ下院議員を内務長官になどです。これを受けて、連邦政府機関の科学者らは、トランプ新政権が数十年に渡る気候変動の科学的研究結果を破棄、または葬ろうと試みる可能性があるとして強い懸念を表明しています。トランプの上級アドバイザー、ボブ・ウォーカーは既に、NASAの気候変動研究への資金援助の停止を提案し、このような研究は「ポリティカリー・コレクトな環境監視活動だ」と発言しました。これを受けて、米政府が現在保持する気候変動研究データを早急に保護するため、数十年に渡る政府出資の気候変動研究をコピーし保存する運動が開始されました。ペンシルベニア大学図書館デジタル奨学制度次長で、気候変動研究データ保護を目指す「データ保護プロジェクト」(Data Refuge Project)メンバーのローリー・アレンに話を聞きます。

  • トランプの大統領選勝利を受け、非営利のデジタル・ライブラリーである「インターネット・アーカイブ」(Internet Archive)は、同団体のアーカイブのコピーをカナダに移行させると発表しました。このアーカイブには世界最大級の公開デジタル・ライブラリーで、「ウェイバック・マシーン」(Wayback Machine)と呼ばれるウェブページのアーカイブも含まれ、これを通して研究者が、政治家などが削除した過去のページへもアクセスできるようになっています。「インターネット・アーカイブ」の創始者ブリュースター・カールに話を聞きます。

  • 有力な軍縮組織が、ドナルド・トランプが大統領に就任する前に核ミサイルを発射可能な「厳戒態勢」ミサイル群から外すようオバマ大統領に求めています。「プラウシェアズ財団」(The Ploughshares Fund)は、オバマ大統領に対し、次期大統領の核攻撃能力を抑制する措置を取るよう求める公開請願書を配布しています。先週、次期大統領トランプは、新たな世界的軍拡競争の可能性をツイッターで示唆し、核兵器専門家らは懸念を示しています。核ミサイルを発射可能なミサイル群から外すようオバマ大統領に求める、プラウシェア財団のジョセフ・シシリンシォーネ理事長に話を聞きます。

  • 2人の兄弟がオバマ大統領に、母の容疑を晴らすよう最後の嘆願を行っています。マイケルとロバート・ミーロポール兄弟は、オバマ大統領に母親の故エセル・ローゼンバーグの潔白を証明するよう求めています。エセルは、兄弟の父、ジュリアス・ローゼンバーグとともに、核兵器機密をソ連に渡そうと試みた容疑で告発され、1953年6月19日に死刑されました。FBI長官J・エドガー・フーバーは当時、ローゼンバーグ夫妻は「今世紀最悪の犯罪」を犯したと非難。ローゼンバーグ夫妻は共犯のモートン・ソーベルとともに、ソ連が原子爆弾の秘密を入手する手助けをしたと米政府は主張しました。しかし擁護派は、エセル・ローゼンバーグがこの諜報活動に参加した証拠はないと言います。シートン・ホール大学法学部による新たな報告書によれば、エセルは夫に対する罪の証拠固めの目的で、駒の一つとして米政府に利用されただけだったと示唆されています。エセル&ジュリアス・ローゼンバーグの次男ロバート・ミーロポールに話を聞きます。両親が死刑に処されたのは、彼が6歳のときでした。

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