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2016年12月22日(木)

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  • 国連総会は、シリア内戦における戦争犯罪の責任を追及するための決議案を採択しました。同決議によれば、特別チームが設置され「証拠の収集、一元管理、保存、分析」を行うとともに、戦争犯罪および人権侵害への責任を追求する裁判に向け準備を進めます。シリアおよびロシアは、同決議案への反対を主導しました。今回の決議は、数年に渡り激しい戦闘が続いた東アレッポの完全奪回に向けシリア政府が準備を進める中行われました。赤十字社によれば12月22日または23日までに、これまで反政府勢力の支配下にあった地域に最後まで残されていた市民の避難が行われる予定です。東アレッポの陥落は、シリアのバッシャール・アル=アサド大統領および同政権を支持するロシアにとって大きな勝利となりました。今週、ロシア、イラン、そしてトルコの外相が、現在も進行中のシリア内戦についてモスクワで会談を行いましたが、この会談には米国は招待されませんでした。元シリア問題国連特使の政治問題チーフを務めたモウイン・ラバニに話を聞きます。ラバニは「アラブ学学会」(ASI)が発行するオンライン誌Jadaliyya(『ジャダリヤ』(弁証)の共同編集者です。

  • シリアでは大雪が降り気温が氷点下まで下がったため数千人が足止めされていましたが、12月21日、東アレッポからの反体制派および市民の避難が再開されました。シリア政府軍によれば、数時間内には最後の避難民がバスに乗り込み、数か月に渡り激しい空爆と包囲攻撃を受け破壊されたこの地域をシリア軍が完全掌握することになります。シリア反体制派の元政治犯で、現在トルコに亡命中のヤシン・アル=ハジ・サレフに話を聞きます。ハジの妻サミラ・カリールは、著名な人権弁護士ラザン・ザイトウナと共に、3年前より行方不明となっています。近日発売予定のヤシン・アル=ハジ・サレの著書はThe Impossible Revolution: Making Sense of the Syrian Tragedy(『あり得ない革命――シリアの悲劇の理解に向けて』)という題です。

  • 本日はもう一つの大統領恩赦への嘆願について見ていきます。この嘆願はマーカス・ガービーの家族が提出しました。マーカス・カービーは20世紀初頭の「黒人の自由」(Black Freedom)闘争の先駆者で、世界各地で数世代にわたる公民権運動家に影響を与えてきました。1920年代、FBIのJ・エドガー・フーバー長官は、パン・アフリカ主義運動のリーダーとして政治運動を行っていたカービーを標的にしました。彼は1923年、郵便詐欺で有罪となり、懲役5年の刑に処されました。この判決でガービーは事実上、政治運動を断念せざるをえず、最終的にはジャマイカへ国外退去処分となりました。マーカス・ガービーの息子で、「ガービーに正義を」(Justice4Garvey)運動を先導するジュリアス・ガービーに話を聞きます。

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