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2016年10月14日(金)

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  • 1989年、ユーセフ・サラ―ムは他の4人のアフリカ系アメリカ人やラティーノの若者とともにニューヨーク市のセントラルパークで白人女性を殴打のうえ強姦したとして逮捕されました。彼らは「セントラルパーク・ファイブ」として知られるようになりました。ドナルド・トランプはニューヨークの新聞各紙に全面広告を出し、彼らの処刑を呼びかけました。その後、真犯人が名乗り出て強姦を告白し、彼のDNAも一致したことから、5人の有罪判決は2002年に無効となりました。その時点ですでに5人は7年から13年間を刑務所で過ごしていました。ニューヨーク市は彼らと4100万ドルの賠償で和解しました。それにもかかわらず、つい先週も、ドナルド・トランプはいまだに彼らが罪を犯したと主張しました。セントラルパーク・ファイブの一人で、ワシントンポスト紙に”Donald Trump won’t leave me alone”(ドナルド・トランプは私をほっといてくれない)という記事を寄稿したユーセフ・サラ―ムに話を聞きます。

  • 個人的な薬物使用と保持を犯罪とする政策の破壊的な有害性についての新たな調査報告により、2015年に警察がマリワナ関連の軽罪で検挙した人の数は、殺人および傷害致死、強姦、強盗そして加重暴行の全てを合わせた検挙数よりも多かったことが判明しました。またアフリカ系アメリカ人の成人は白人の成人に比べて薬物使用の割合は同程度であるにもかかわらず、薬物所持により逮捕される可能性は2..5倍以上にもなることが示されました。折りしも、米国の4つの州で娯楽目的のマリワナの使用が合法化され、さらに5つの州がマリワナの合法化に向けた住民投票を来月に行います。この報告を12日(水)に発表したヒューマン・ライツ・ウォッチとアメリカ自由人権協会(ACLU)は、軽度の麻薬犯罪は処罰の対象から外すよう各州政府と連邦政府に呼びかけました。報告書Every 25 Seconds: The Human Toll of Criminalizing Drug Use in the United States(『毎25秒:アメリカの薬物使用犯罪化の犠牲者』)の著者テス・ボーデンに話を聞きます。

  • 学者のヘンリー・ジルーは新著で「米国は自らと戦争をしている」と分析しています。フリント市など都市の水質汚染問題から警察によるアフリカ系アメリカ人の殺人、大統領選挙戦での憎悪の扇動まで、ヘンリー・ジルーは彼が見るところの米国の権威主義への傾斜や他の退行が現在の政治情勢をもたらし、ドナルド・トランプの台頭につながったと非難しています。ジルーはマックマスター大学の公共の益研究センター教授です。

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