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2016年5月9日(月)

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  • 共和党大統領候補の指名獲得がほぼ確実視されているドナルド・トランプ候補は7日、大統領選のキャンペーンで初めてワシントン州を訪れました。トランプ候補はまずスポケーン、次にリンデンを訪れ、数千人の支持者に向けて演説しました。演説では、製造業の職が失われていることに批判の矛先を向け、11月の本選ではワシントン州を必ず取ると宣言しました。トランプ候補はさらに、シリア難民が脅威となっているとの警告も発しました。一方、会場の外では「#StopTrump」の活動家ら数十人が、集会場所となったカナダ国境近くの農村コミュニティのあるリンデンの高速道路を封鎖しました。参加者らは、塩ビパイプで作られた「ロックボックス」(lock box)と鎖を使い、2本の車線をまたいだ人間の鎖を作りました。3人の活動家が逮捕されました。活動家らはこの行動について、「恐れと憎しみに根差した選挙戦」に抗議するものと語りました。この抗議活動で30分以上交通が妨げられ、多くのトランプ支持者らが足止めされることになりました。デモクラシー・ナウ!は現場で抗議活動を取材しました。

  • 7日、ベリーフルーツの世界最大の卸売業者「ドリスコルズ」のボイコットを呼びかける国際的な抗議行動が行われました。シアトルから北に車で1時間ほど行ったワシントン州バーリントンには、ドリスコルズがベリーを買い付ける農場の一つであるサクマ・ブラザーズ農場(Sakuma Brothers Farms)があります。この農場では、ベリー摘み労働者らが3年間にわたって労働運動を繰り広げてきました。2013年以来の行動としては、ストライキやピケ張り、労働権侵害訴訟などが挙げられます。2014年にワシントン州最高裁判所にまで持ち込まれた訴訟では、有給の休憩を州全体で保証する先例となる判決が判事の全員一致でくだされました。翌年には、メキシコのサン・キンティン・バレーのドリスコルズの農場で大規模な抗議活動が起きました。ドリスコルズの農場労働者はこの時から、国境の両側で労働運動をともに戦っています。デモクラシー・ナウ!のローラ・ゴッテスディーナーが、ワシントン州で抗議活動を行う農場労働者にインタビューし、彼らの多くが住む農場の居住施設も訪れました。ローラはさらに、サクマ・ブラザーズ農場のダニー・ウィーデンCEOにも話を聞きました。

  • ニューヨークの聖フランシスコ・ザビエル教会で6日、伝説的な反戦司祭で詩人、活動家のダニエル・ベリガンの葬儀が行われ、800人以上が教会に詰めかけました。4月30日に94歳で亡くなったベリガン神父は、存命ならば今日5月9日に95回目の誕生日を迎えるはずでした。ダニエル・ベリガンと弟の故フィリップ・ベリガンは1968年、ベトナム戦争に抗議するため、カトリックの反戦活動家7人とともに、メリーランド州ケイトンズビルで徴兵カードを燃やしました。この行動は世界的に報じられました。葬儀に先立って、カトリックワーカー運動の拠点の一つであるイースト・ビレッジの「マリア・ハウス」を出発点とした2時間にわたる行進が行われ、数百人が参加しました。デモクラシー・ナウ!のマイク・バークがこれに参加し、歌手のダー・ウィリアムスやジョン・ディア師、ベリガン神父の姪フリーダ・ベリガン、キャシー・ケリー、ジョン・シューシャルトらに話を聞きました。シューシャルトは1980年、ダニエル・ベリガン神父らとともに、ペンシルベニア州キング・オブ・プルシアのゼネラルエレクトリック社の核ミサイル工場に侵入する行動に参加し、神父らとともに逮捕されました。この行動は、反核運動「プラウシェアズ運動」の皮切りとなりました。

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