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2016年3月14日(月)

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  • 共和党の最有力大統領候補ドナルド・トランプは支持者がふるう暴力を黙認しているという批判の声が高まっています。テレビ番組『ミート・ザ・プレス』(Meet the Press)に出演したトランプは司会者のチャック・トッドに、アフリカ系アメリカ人の抗議者の顔面を殴打したトランプ支持者の弁護士費用を支払うよう、スタッフに指示したと述べました。11日、トランプはイリノイ大学シカゴ校で 選挙集会を予定していましたが、場外で数千人が反トランプ抗議活動を行ったため、集会の開催を中止しました。会場内外で数度にわたるもみあいが起き、少なくとも5人が逮捕されました。トランプ支持者の一人がナチ式敬礼をしている写真が撮られています。この抗議活動の直後、トランプは、騒ぎの原因はバーニー・サンダース上院議員の支持者たちだと非難しました。13日、トランプはツイッターに「バーニー、ご用心!私の支持者があなたの支持者に向かうぞ!」というメッセージを載せました。抗議活動の組織にかかわったイリノイ大学シカゴ校の学生と教授に話を聞きます。

  • 15日のイリノイ州での民主党予備選に先立ち、バーニー・サンダース上院議員は、同州最大都市シカゴの市長が大統領選で自分を支持しないことに感謝を述べました。サンダースは、民主党のシカゴ市長ラーム・エマニュエルが、ウォール街の銀行家たちとなれあいの関係を保ちながら、市の公立校を閉鎖し教師を解雇していることをあげ、同市長からの支援は望まないと述べました。サンダースはエマニュエル市長の辞任を求めるとまでは言いませんでしたが、市長辞任を要求しているシカゴ住民への共感を表明しました。サンダースがこの発言をしたイリノイ州サミットのアルゴ・コミュニティ高校で紹介役を務めたのは、ヘスス・”チューイ”・ガルシアでした。ガルシアは、2015年の市長選で、対立候補として現職のエマニュエルに果敢な挑戦を行いましたが、落選しました。現在はサンダースの全米代理人の一人として選挙戦に関わっています。番組のもう一人のゲスト、ベロニカ・モリス=ムーアは「若者による恐れをしらぬ指導」(Fearless Leading by the Youth)の青少年オルガナイザーで、イリノイ州クック郡のアニタ・アルバレス州検事の再選に反対する「さよなら、アニタ」(#ByeAnita)運動の組織化を支援しました。エマニュエルとアルバレスはいずれも、ラクアン・マクドナルド殺害事件を隠蔽した疑いで辞任要求に直面しています。マクドナルドは警官に16回も撃たれて死亡しました。市は事件発生後1年以上もたってから、判事の命令で射殺のビデオを公開し、公開当日に警官のジェイソン・バン=ダイクが第一級殺人の罪状で起訴されました。

  • ミズーリ州セントルイスで11日に行われたトランプの集会で31人が逮捕され、トップニュースになりました。12日付のニューヨーク・デイリー・ニュース紙は、血まみれになったアフリカ系アメリカ人抗議者の写真を一面に掲載し、「ドナルドの手で流血沙汰」という見出しをつけました。セントルイス在住のフリーランス・ライターでコミュニティ活動家のウマー・リーに話を聞きます。ネイション誌に"Why the Trump Rally in St. Louis was So Different."(「セントルイスのトランプ集会がこんなにも他と違う理由」)という記事を書いたばかりです。

  • 重罪で有罪判決を受けた人の投票を禁じる重罪犯選挙権剥奪法(felony disenfranchisement laws)という州法のために、投票できない人の数は全米で600万人近くにのぼります。フロリダは選挙権を剥奪された有権者の数が全米最多の州です。同州の成人の1割以上が、重罪で有罪判決を受けたために投票できません。黒人成人の4人に1人近くが選挙権を剥奪されています。「フロリダ権利回復連合」(the Florida Rights Restoration Coalition)議長のデズモンド・ミードに話を聞きます。ミードは、「公正な民主主義を求めるフロリダ州民」(Floridians for a Fair Democracy)の議長も務め、現在も元重罪犯として投票の権利を剥奪されています。

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