1年前、2015年2月11日、オバマ大統領は議会に自称「イスラム国」(ISIL)への攻撃承認を求めました。この要請は、米国がイラクおよびシリアへの空爆を開始した半年後に行われ、米軍の軍事行動を3年に限定したものの、地理的制限は設けられませんでした。また、限られた状況での地上作戦も可能となりました。しかし、憲法上定められているにもかかわらず、議会はこれまで対「イスラム国」の戦争について議論も決議も行っていません。これまでのISILへの攻撃は、2001年9月のニューヨーク同時多発テロ直後に議会を通過した旧式の承認をそのまま利用して実行されてきたのです。しかし、ようやく超党派の議員20人以上がポール・ライアン下院議長に書簡を送り、中東で数十億ドルを費やして繰り広げられる戦争についての議論と決議を求めました。この書簡に署名したカリフォルニア州選出の民主党バーバラ・リー下院議員に話を聞きます。リー議員は現在、議会進歩派議員連盟(Congressional Progressive Caucus )平和と安全保障特別委員会(Peace and Security Task Force)議長を務め、議会黒人議員連盟の元議長です。
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