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2016年1月4日(月)

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  • 著名なイスラム教シーア派の宗教的指導者ニムル・アル=ニムル師をサウジアラビアが処刑したことへの抗議が中東で高まっています。ニムル師の友人で「湾岸情勢研究所」創立者および代表のアリ・アル=アフメドに聞きます。「彼は、我々のすべきことは抑圧者に対抗し、抑圧された人々を支援することだと言いました」とアフメドは言います。ニムル師が宗教指導者を務めていたのは、無名に近い小さな町でしたが、彼の処刑後は世界中で追悼が行われているとアフメドは言います。サウジアラビア政府は、ニムル師がサウジ王家の打倒を呼びかけたと非難していました。ニムル師は複数の逮捕歴があり、2012年「アラブの春」の蜂起では抗議に関わったとして逮捕されています。アリ・アル=アフメドは14歳で勾留され、サウジアラビアで史上最年少の政治犯の1人です。

  • サウジアラビアは1月2日、イスラム教シーア派宗教指導者のニムル師を含む47人を処刑し、イランの首都テヘランではそれに抗議する人々がサウジ大使館の一部に放火しました。サウジ政府は3日、イランとの外交関係を断絶すると発表しました。イランとサウジアラビアは、シリアとイラクでそれぞれ対立するグループを支援しており、イエメンの紛争でも両国は対立関係にあります。このことが地域間の緊張と米サウジ関係にどう影響するかを検証します。オバマ政権はサウジアラビアと、記録的となる500億ドル規模の武器売却契約を新たに結んでいます。「オバマ政権が処刑に対して不快感を示し、イエメンでの紛争を終わらせようとするなら、サウジアラビアと距離を置かなければなりません。それにはまず武器供与を削減することです」とウィリアム・ハートゥングは言います。ハートゥングは「安全保障アシスタンス・モニター」上級顧問で、国際政策研究所の武器及び安全保障研究プロジェクトの責任者です。ラトガーズ大学中東研究所の歴史学准教授トビー・ジョーンズ、「湾岸情勢研究所」創立者で代表のアリ・アル=アフメドにも聞きます。ジョーンズはDesert Kingdom: How Oil and Water Forged Modern Saudi Arabia(『砂漠の王国:水と油でこね上げたサウジアラビアの近代』)の著者です。

  • ペルーで「トゥパク・アマル革命運動」に協力したとして有罪判決を受け服役していた米国の活動家ロリ・ベレンソンが約20年ぶりに米国に帰国しました。マサチューセッツ工科大学の学生であったベレンソンは、1980年代のレーガン政権時代に活動家になるために大学を去り、エルサルバドルに渡りました。その後ペルーに移りました。ベレンソンは1996年に軍事法廷にかけられましたが、そこでは検察官が被告に不利な証拠をひそかに使い、裁判官は布で顔を隠していました。最終的に禁固20年の有罪判決を宣告されました。極寒となるアンデス山脈のヤナマヨ刑務所に収容され、水道も暖房もない野外の監房で3年間を過ごしました。大きな抗議が起こり、ペルーのアレキパにあるソカバヤ刑務所に移されました。2010年に仮釈放になりましたが、数週間前の刑期満了までペルーを出ることを禁じられていました。デモクラシー・ナウ!は有罪判決後、ソカバヤ刑務所に収容されたベレンソンにインタビューを行い、米国で彼女の声を報道した初めてのメディアとなりました。その後も彼女の事件を報道してきました。米国の自宅に戻り、ひとりの女性として自由の身となったベレンソンに初めてテレビ取材を行いました。

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