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2015年12月22日(火)

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  • ピュリッツァー賞受賞のベテラン記者シーモア・ハーシュが最新記事で、アメリカ統合参謀本部は、バッシャール・アル=アサド大統領がジハーディスト集団を打ち負かすのを助けるため、間接的な支援を与えてきたと書きました。統合参謀本部は、ロシア、ドイツ、イスラエルを経由してアサド大統領に機密情報を伝え、シリア政府がアル=ヌスラ戦線やイスラム国を押し戻すのを助けようとしたとハーシュ記者は書いています。さらには、米国政府によるシリア反政府勢力の武装化の努力を妨害してまで、米軍はアサドに対して共通の敵との戦いを本気で支援することを見せようとしたたと言います。ハーシュによれば、統合参謀本部がこうした工作に走ったのは、いくつかの懸念のためです。その中には、ジハーディストとつながりのある未審査のシリア武装勢力を米国が武装させていること、オバマ政権がアサドに同盟するソ連政府に対峙することにばかりに気を取られていること、トルコやサウジアラビアがシリアのイスラム過激派グループを支援していることに対してオバマ大統領が抗議しようとしないことへの怒り、などが含まれています。ハーシュ記者に、この主張の詳細とそれに対する批判への反論をききましょう。

  • 12月19日におこなわれた民主党の大統領候補討論会で、最有力候補のヒラリー・クリントンは、イスラム国(ISIS)打倒かシリアの独裁者バッシャール・アル=アサド転覆かという、彼女が言うところの「誤った二択」をはねつけました。「ISISとの関連はないがアサドの排除を第一目的としているシリア現地の戦士に、何らかの政治的、外交的プロセスが進行中だという確信を与えることができない限り、シリア内で我々がISISを打倒するための支援を得ることはないでしょう」と、クリントンは述べました。対抗馬であるバーニー・サンダースとマーティン・オマリーは、アサドの運命を決めるのは米国ではないとして反対しました。「ああいう権力を持つ人々は、学習する能力を備えていなければなりません」と、クリントンについてハーシュは言います。「大統領を含め政府の人間は、独裁者を退陣させたら次に何が起こるかということを認識し、自分の行動について時間をかけて真剣に考えなければならないということを、リビアの経験から学んでいてもおかしくないと思います。リビアの最高指導者カッザーフィー(カダフィ)の排除が惨憺たる結果を招いたことは、どんな基準に照らしてもいまでは明白でしょう。あれは、ひどい決定でした。それなのに、我々はそこからちゃんと学んでいないようです」。

  • フォーク・アーティストの故ピート・シーガーは、近代アメリカのフォーク・ミュージック・ムーブメントを創り出すのを助けた音楽的および政治的な象徴でした。ここにきて彼の歌集にいくつかの新たなページが加わりました。FBIが彼を約30年間偵察していたことを明かす約1800ページを米政府が公開したからです。この偵察は、第二次大戦中にシーガーが日系米国人たちを標的にすることに抗議したときから始まりました。偵察は、彼が20世紀で最も有名な反戦ソングのいくつかを書いた1970年代初頭まで続きました。ピート・シーガーの伝記作家であるデイビッド・キング・ダナウェイに話を聞きます。

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