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2015年12月17日(木)

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  • ボルチモアでフレディ・グレイの死に関わったとして起訴された警官の1人の裁判で、無効審理が宣言されました。グレイは4月、移送される途中に警察の移送車の後方座席で負った脊髄の怪我のため亡くなりました。遺族および弁護士は、グレイは喉頭を潰され、脊髄の「8割が喉のところで切断されていた」と主張しています。彼の死をめぐって警官6人が起訴されましたが、今回のウィリアム・ポーター巡査の裁判が最初です。ポーター巡査は過失致死、第二級暴力行為、無謀危険行為および職権濫用で起訴されました。陪審の3日間に渡る評議で、陪審員の意見が一致せず評決を下せなかったため、12月16日判事が無効審理を宣言しました。

  • ボルチモアからファーガソンそしてニューヨークまで、12月16日は刑事司法上の重要なニュースが重なりました。ボルチモアではフレディ・グレイの死を巡り起訴された警官の1人の裁判で無効審理が宣言されました。グレイは4月、移送中に警察の移送車の後部座席で負った脊髄の怪我のため亡くなりました。一方ミズーリ州ファーガソン市は、司法省との交渉に大筋で合意を見たと発表しましたが、これは同市警察への改革を強制すると共に、長期間にわたる違憲の警察活動に対する公民権訴訟を回避するための取り引きでもあります。「センター・フォー・アメリカン・プログレス」(Center for American Progress)上級研究員のベンジャミン・ジェラスに話を聞きます。ジェラスは元全米黒人地位向上協会(NAACP)会長およびCEOです。

  • ミシガン州フリントでは市長が同市の水道水の鉛含有量に対処するための非常事態を宣言しました。2014年、選挙による選出ではなく、知事により任命された同市の非常事態管理者(emergency manager)が、節約のためにフリントの飲料水の水源をそれまでのデトロイトのものから、長年汚染されてきたフリント川に切り替えました。9月に発表された研究によれば、水源切り替え以来、血中の鉛量が高い5歳以下の子どもの数は約2倍に跳ねあがりました。フリント市民は同市と州を相手どって、危険なレベルの鉛を含有した水道水を提供することで、市民の健康を危険に晒したとして連邦裁判所に提訴しました。ミシガン州は全米で最も広範囲な非常事態管理法を制定しており、知事の任命した人物が一人で、経済的に困難となった市を管理することを許可しています。米国自由人権協会(ACLU)ミシガン支部の調査報道記者カート・ガヤェットと、フリント在住のメリッサ・メイズに話を聞きます。メイズと3人の子どもたちは、鉛および銅中毒と診断されました。メイズはフリント飲料水危機を巡り設立された、同市を拠点とする研究・支援組織「飲料水のために戦うも?」(Water You Fighting For?)を立ち上げました。

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