13日パリで起きた多数の犠牲者を出した襲撃事件により、国境閉鎖、ならびに、シリアから逃れてくる難民の受け入れ拒否を求める声がまきおこっています。シリアでは、すでに4百万人以上が戦争で破壊された国を離れています。オバマ大統領はシリア難民の米国入国を阻止しようとする取り組みは、「やってはいけないことで、アメリカの価値観に反している」と発言しました。「宗教のテストをし、キリスト教徒だと証明できた人だけを受け入れるという提案は、やってはいけないことで、アメリカの価値観に反している」、「この論争の過程で口にされてきたいくつかの論は、イスラム国の兵士募集にとって格好の材料になりうるものだ」と述べています。ヒューマン・ライツ・ウォッチの緊急事態担当ディレクターのピーター・ブカートに話を聞きます。ブカートはこの数カ月間、バルカン半島諸国とギリシャで難民たちの声を聞きました。その多くがシリア、アフガニスタン、イラクから逃れてきた人々です。
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