オバマ大統領およびヒラリー・クリントンと密接な関係を持つ進歩的シンクタンク、「センター・フォー・アメリカン・プログレス」(CAP)が、今週ワシントンでイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を招いてイベントを開催しました。報道によれば、リベラル派であるCAPがネタニヤフ首相に発言の場を設けたことに、一部のスタッフは怒りと反対の声を上げたということです。ネタニヤフ首相は冒頭の挨拶で「進歩的聴衆」と対話をしたかったと語りました。このイベントの数日前には、CAPがイスラエルに批判的な執筆者を検閲したという疑惑が浮上、新たな論議を呼びました。調査報道サイト「インターセプト」が公開した新たに漏洩された2011年と2012年のメールから、CAPはイスラエル政府の政策を支持し大きな影響力を持つ組織から依頼を受け、記事の編集、執筆者への口止めや批判の撤回などを含む、編集上の重要な決定を下したことが明らかになっています。CAPの元スタッフで現在はネーション誌に寄稿する記者アリ・ガリブに話を聞きます。ガリブは同センター用に執筆した自身の記事1点が検閲されたと語ります。
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