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2015年11月12日(木)

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  • オバマ大統領およびヒラリー・クリントンと密接な関係を持つ進歩的シンクタンク、「センター・フォー・アメリカン・プログレス」(CAP)が、今週ワシントンでイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を招いてイベントを開催しました。報道によれば、リベラル派であるCAPがネタニヤフ首相に発言の場を設けたことに、一部のスタッフは怒りと反対の声を上げたということです。ネタニヤフ首相は冒頭の挨拶で「進歩的聴衆」と対話をしたかったと語りました。このイベントの数日前には、CAPがイスラエルに批判的な執筆者を検閲したという疑惑が浮上、新たな論議を呼びました。調査報道サイト「インターセプト」が公開した新たに漏洩された2011年と2012年のメールから、CAPはイスラエル政府の政策を支持し大きな影響力を持つ組織から依頼を受け、記事の編集、執筆者への口止めや批判の撤回などを含む、編集上の重要な決定を下したことが明らかになっています。CAPの元スタッフで現在はネーション誌に寄稿する記者アリ・ガリブに話を聞きます。ガリブは同センター用に執筆した自身の記事1点が検閲されたと語ります。

  • 11月10日、全米数百都市でファストフード店の従業員が、最低時給15ドルおよび労働組合組織の権利を求めて職場を放棄したことで、所得格差の是正を求める戦いへ全米から注目が集まりました。「最低時給15ドルを求める戦い」(Fight for $15)デモ参加者の一部は、ミルウォーキーで行われた共和党大統領候補討論会の会場前で声を上げました。討論会では億万長者ドナルド・トランプをはじめとした共和党大統領候補は最低賃金の引き上げを拒否しました。ノーベル経済賞受賞の経済学者で、新著Rewriting the Rules of the American Economy: An Agenda for Growth and Shared Prosperity(『米国経済の規則の書き換え:成長と共有された繁栄のための課題』)を出版したジョセフ・スティグリッツに話を聞きます。「米国経済の仕組みはどこか間違っている」とスティグリッツは言います。「底辺では最低賃金が45年前、ほぼ半世紀前からずっと変わっていないいう事実がある。これは生活できる賃金ではないのです」

  • 環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が米議会で議論される中、ノーベル経済学賞受賞の経済学者ジョセフ・スティグリッツに話を聞きます。「皮肉なのは、米国大統領の『(TPPは)貿易ルールを中国が作るのか、それとも米国が作るのか、という問題なのだ』という発言です」とスティグリッツは言います。「本当の問題は、誰が貿易ルールを作るのか、米国民が民主的過程を経て作るのか、それとも企業が作るのか、ということだと私は思います。そしてそれが誰のために作られたのか、つまり企業のためか、それとも市民全員のためなのか、ということも問題です」

  • ノーベル経済学賞受賞の経済学者ジョセフ・スティグリッツが、大統領選に出馬中のドナルド・トランプ、ヒラリー・クリントン、バーニー・サンダースについて語ります。「問題は米国が、全ての米国人に医療保険、家族休暇や育児休暇、病気休暇という基本的権利を保証できるほど豊かなのかということです。米国は先進国としては例外的に、これらの権利がは保証されておらず、そして米国社会はそれに耐え続けてきた。このような不平等を我々が容認し続けるのかどうか、ということが問題です」とスティグリッツは言います。「この点について、バーニー・サンダース候補は正しいと私は思います」

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