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2015年4月3日(金)

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  • スイスで8日間の協議が行われた後、イランと世界の列強は、イランの核開発計画を少なくとも今後10年は核兵器がつくれないように抑制する枠組みの合意に達しました。その見返りに米国とヨーロッパ諸国は、対イラン経済制裁を撤廃する予定です。協定の一環として、イランは兵器用の高濃縮ウランの生産が可能な遠心分離機の保有数を3分の2以上減らさなければなりません。また、軍事利用可能な純度のプルトニウムを製造できないように発電所の設計変更を行ったり、低濃縮ウランの備蓄の大半を処分したり、国際原子力機関の定期的な核査察の対象になります。潘基文国連事務総長は、この枠組条約はこの地域の平和と安定に貢献すると話していますが、この合意を喜ばない国もあります。イスラエル首相のベンジャミン・ネタニヤフは、この合意は「イスラエルの生存を脅かす」と非難しました。本日は、かつてイラン側で核協議を担当したサイイド・ホセイン・ムサビアンに話を聞きます。彼は1990年から1997年までドイツ駐在イラン大使を務めていました。現在はプリンストン大学のウッドロー・ウィルソン国内国際問題大学院(Woodrow Wilson School of Public and International Affairs)に準調査研究員(associate research scholar)として在籍しており、ニュージャージー州プリンストンから中継で話を聞きます。ムサビアン氏は昨年、Iran and the United States: An Insider’s View on the Failed Past and the Road to Peace(『イランと米国 インサイダーが見る過去の失敗と平和への道』)を出版しました。

  • インディアナ州とアーカンソー州は、全国的な激しい抗議を受けて、LGBT(性的少数者)に対する差別を事実上合法化していたいわゆる「宗教の自由保護法」の修正を可決しました。2日には両州の知事が署名し、修正法が成立しました。インディアナ州の「宗教の自由回復法」は今回の改正でレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの従業員や賃借人、顧客、議員を保護する条項を新たに盛り込みましたが、教会や学校では適用外となります。アーカンソー州の修正法は、既存の「宗教の自由保護法」を、元同州知事ビル・クリントンが米国大統領として署名した連邦法に忠実に似せた形で作られています。しかし評論家は、今回の反LGBT法の修正は、LGBTの権利を拡大するものではないと批判します。有名な俳優で同性愛者権利擁護活動家であるジョージ・タケイに話を聞きます。彼は先週、インディアナ州の反LGBT法を非難するボイコットを呼びかけました。「はっきりとしたメッセージをインディアナ州に送るだけでなく、米国の他の地域でも私たちの重要な市民的価値が侵食されていくのを止めたいのです」とタケイは説明します。

    画像著作権:Twitter.com/GeorgeTakei

  • 映画化もされた人気テレビ番組『スタートレック』でミスター・スポックを演じたレナード・ニモイが今年2月に83歳で亡くなりました。『スタートレック』で共演した俳優ジョージ・タケイは、「レナードは異星人を演じていましたが、本人は私が出会った中で最も人間らしい人でした」と語ります。

  • ケニアのガリッサの大学をアル=シャバブの戦闘員が襲撃し、少なくとも147人が死亡しました。犠牲者のほとんどが学生で、ケニア領内では1998年に起きた米国大使館爆破事件以来の最悪の襲撃となりました。報道によればアル=シャバブの戦闘員は、大学寮をくまなく調べ、イスラム教徒とキリスト教徒に分け、キリスト教徒を殺害しました。ケニア政府によると、この襲撃で少なくとも79人が負傷しました。15時間にわたる篭城の末、治安部隊が4人の戦闘員を殺害しました。ケニアが2011年にソマリア侵攻を行って以来、ケニア国内ではアル=シャバブによる襲撃事件が続いています。ヒューマン・ライツ・ウォッチのアフリカ部の副部長レズリー・レフコウに話を聞きます。

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