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2015年2月27日(金)

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  • 連邦通信委員会(FCC)が26日、ネットの中立性を保障する強力な規制を承認する表決をしたことで、自由で開かれたインターネットの唱道者たちは喜びに沸き立っています。この動きは、インターネット接続業者(プロバイダー)が「有料の優先サービス」を提供して、コンテンツ事業者に追加料金を課したり、合法的コンテンツをブロックしたり減速したりすることを禁止します。この新規則は、携帯機器によるアクセスにも適用されます。この票決は、市民団体による啓発運動の大きな勝利と捉えられています。「未来への闘い」(Fight for the Future)、「デマンド・プログレス」、「フリー・プレス」、「カラー・オブ・チェンジ」、「センター・フォー・メディア・ジャスティス」などの市民団体が、「開かれたインターネット」を維持するための運動を何年も続けてきました。オープン・インターネットの重要性を長年にわたり主張しているティム・ウーに話を聞きます。コロンビア大学の法学部教授で、2002年に「ネットの中立性」という言葉を生み出した人物として知られています。

  • イスラム国の戦闘員たちがイラクのモスル市のミュージアムで古代の美術品を破壊しているビデオが出現しました。ビデオの中で男たちは彫像をなぎ倒し、ハンマーとドリルで古美術品を破壊しています。ガーディアン紙の報道によると、破壊された彫像は、紀元前9世紀にさかのぼる翼をもつ牡牛像で、アッシリアの守護神です。また、イスラム国は、8000冊の稀覯本や写本を所蔵するモスルの公立図書館も破壊したと報じられています。国連の文化部門ユネスコは26日、イラクの文化遺産の保護に関する緊急会合を開くよう、国連安全保障理事会に求めました。「これはイラクの数千年の歴史への意図的な襲撃であり、暴力と憎悪を扇情的に鼓舞する行為であると非難します」とユネスコ事務局長のイリナ・ボコバは述べました。コロンビア大学の近東・東地中海美術・考古学教授のザイナブ・バフラニの話を聞きます。バフラニはこれまでイラクでさまざまな活動を行っており、イラク文化省の上級顧問やユネスコのコンサルタントを務めたこともあります。

  • ワシントン州パスコ市当局は、警察が2月10日に武器をもたないメキシコ人農業労働者のアントニオ・サンブラノ=モンテスに17発の銃撃を浴びせ、死に至らしめた事実を公表しました。携帯電話で撮った映像には、センブラノが撃たれる前に、警官の方を向き、両手をあげている姿が映っています。この射殺事件に対し、数週間にわたって抗議行動が起きています。パスコからの生中継で、サンブラノの家族と一緒に活動しているフェリックス・バルガスと話します。バルガスはパスコの地元実業家団体コンセホ・ラティーノ(Consejo Latino)議長です。またアメリカ自由人権協会(ACLU)のワシントン州の幹部で、シアトル市の地域警察委員会(Community Police Commission)に籍を置くジェニファー・ショーの話も聞きます。

  • ウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事は26日、同州で労働者の権利を訴える抗議者たちをイスラム国に比較する発言でメディアをにぎわせました。共和党の大統領候補として有力なウォーカー知事は、保守政治行動会議(CPAC) の壇上で、イスラム国について質問を受けた際、「10万人の抗議者を相手に戦った私ですから、世界中どこでも同じことがやれます」と述べました。一方、ウォーカーは労働者に課された組合費の支払い義務を廃止する「労組にはいらない権利(anti-union right-to-work)」法案に署名する予定だと発表しました。ウィスコンシン州上院は25日、17対15というほぼ党勢を反映した投票結果で、この法案を可決しました。共和党が主導権を握る州議会は来週、この法案を可決するとみられています。ウィスコンシン州マジソン在住のネイション誌ジャーナリスト、ジョン・ニコルズに話を聞きます。ニコルズは、Uprising: How Wisconsin Renewed the Politics of Protest, from Madison to Wall Street(『叛乱 マディソンからウォール街まで ウィスコンシンは抗議の政治学をいかに書き換えたか』の著者です。

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