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2015年2月17日(火)

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  • 米国主導の空爆がムアンマル・カダフィ政権を倒してから4年が経たリビアは危機状態にあります。エジプトは2月16日、「イスラム国」(ISIS)が21人のエジプト人コプト教徒を斬首する映像を公開したことを受け、リビアのISISを標的に空爆を行いました。エジプトはISISの標的を「正確に」空爆したと主張しますが、3人の子供を含む少なくとも7人の民間人が沿岸都市ダルナで死亡したと報じられました。今回の空爆は、2011年の米国支援によるカダフィ政権の転覆以来「最悪の政治的危機と暴力の拡大」と国連が呼ぶ状況にリビアが直面している中で行われました。リビアでは2つの異なる政府が権力を主張し、それぞれが独自の議会と軍隊を持っています。この2大勢力の間に「イスラム国」に所属する組織を含む多くの武装組織が散在しています。外国政府は再びリビアに介入するつもりでしょうか? リビアへの取材旅行から戻ったばかりのデモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースと、トリニティ・カレッジ国際関係学教授で、Arab Spring, Libyan Winter (『アラブの春、リビアの冬』)など多くの著書のあるヴィジャイ・プラシャドから話を聞きます。

  • アルジャジーラの記者モハンマド・ファハミとバヘール・モハンマドが1年以上の投獄からエジプトで保釈されました。この2人と、3人目の同僚ピーター・グレステは、2013年のムハンマド・ムルシー大統領の追放後のアルジジャーラに対する弾圧の一環として逮捕されました。彼らは2014年6月に7年から10年の禁錮刑を宣告されましたが、この判決は世界中で非難されました。グレステは2015年2月初めに釈放され、母国オーストラリアに送還されました。そして2月第2週、411日間投獄されていたファハミとモハンマドが保釈されました。彼らは釈放されたものの、裁判自体は棄却されてはいません。新たな審理が2月最終週に予定されています。この事件を密着取材している、デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースにカイロから話を聞きます。

  • ギリシャ政府の債務をめぐるギリシャとユーロ圏の財務相会議は2月16日、新たに選ばれた急進左派連合シリザ政府が現在の金融支援を延長する条件を拒否したことで、物別れに終わりました。ギリシャのシリザ党は2015年1月、ギリシャが国際的な金融支援を受ける条件となっている打撃的な緊縮財政を逆行させるという公約で選出されました。ギリシャでシリザが政権を握る一方で、ヨーロッパ第5位の経済国であるスペインでは、草の根政党のポデモスが急速に人気を得ています。最大15万人の人々が1月31日にマドリッドで、「我々はできる」という意味のポデモス党を支持するデモを行いました。ポデモス党が正式な政党になったのは2014年の3月ですが、エル・パイス紙による最近の世論調査では、人口の28%が同政党を支持しており、次回のスペイン総選挙で勝利する可能性は十分あります。ポデモス党は2014年5月、欧州議会選で120万票を集め、5議席を獲得したことで多くの人々を驚かせました。同政党は2011年にスペイン各地の広場の占拠から始まった「インディグナドス」(怒れる者たち)運動から発展しました。「インディグナドス」は緊縮財政による歳出カットと失業率の上昇、スペインの政治体制に対する抗議デモを行いました。ポデモス党党首のパブロ・イグレシアスから話を聞きます。彼は36歳の政治学教授で、長年の活動家であり、2014年に欧州議会に選出され議員となりました。もしポデモス党が2015年11月のスペイン総選挙で勝利すれば、彼はスペインの次の首相になる可能性があります。

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