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2015年2月11日(水)

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  • 米国でのリンチの歴史とその伝承について、最新の報告書が衝撃 的な詳細を明らかにしています。郷土史家とリン チ被害者の子孫に対して5年に及ぶ徹底的な調査と聞き取りを行った「平等な裁きイニシアティブ」 (Equal Justice Initiative:EJI)は、1877年から1950年の間に南部の白人たちが、4000人近い黒人の男性、女性、子供達をリンチにかけたことを明らかにしました。これは従 来わかって いたよりもはるかに多い数です。報告書の詳細を見ると、1916年に電車に乗ろうとして、うっかり白人の少女にぶつかってしまったジェフ・ブ ラウンを群集 が襲撃した事件がありました。また、1940年の例では、白人警官に向かって「ミスター」と呼ばなかったという理由でジェシー・ソーントンが 集団リンチを 受けました。多くの場合、リンチはその地域の白人住民全体が 見守る中で行われました。本日は、EJIの創設者で代表のブライアン・スティーブンソン弁護士に話を聞きます。EIJは過去にリンチが起きた 場所に史跡標識を設置することを求めています。

  • 同性婚を禁止しようとするアラバマ州の訴えを連邦最高裁が却下 したため、アラバマ州は同性婚を許可する37番目の州となりました。ハンツビル、バーミングハム、モンゴメリーなど州の各地で婚姻許可を求める同性カップルが列を作りました。し かし10日現在、アラバマ州の67郡のうち44群が、同性婚の許可を出すことを拒否し続けています。これは、8日にアラバマ州最高裁判所長官 のロイ・ムー アが、判事や職員に対し結婚許可証を発行したり婚姻を認めたりしないよう命令を出したからです。ムーアは、地方裁判所は同性婚の禁止を却下し た連邦裁判所 の判定に従う必要はないと主張しています。現在のところ、同州の連邦判事が、遺言検認判事が結婚許可証を付与する必要があるかどうかを判定す る公聴会を設 定しています。結婚平等の支持者は、保守的な同州での最近の進展を歓迎する一方、多くの課題が残っていると警告しています。アラバマ州は LGBTであると いう理由で、雇用主が合法的に従業員を解雇することが出来る30州のうちの一つです。モンゴメリーで9日に結婚し、最初の同性カップルとしてモンゴメリーの歴史に名を刻んだトーリ・ウルフ=シッソンとシャンテ・ウルフ=シッソンに話を 聞きます。

  • 警察官の免責に抗議するデモが何カ月も続いた末、昨年11月に非武装のアフリカ系アメリカ人のアカイ・ガー リーを銃殺したニューヨーク市の警察官が起訴さ れました。大陪審はピーター・リアン巡査を、殺人罪、 過失致死罪、暴行罪、職権乱用罪で 起訴する決定をしました。調書によると、リアンはブルックリンの公営団地をパトロールしていた際、左手に銃を右手には懐中電灯 を持って、ドアを開け薄暗がりの階段ホールに入りま した。彼の銃が発射され、ちょうど階段を降りてきたガーリーに当たったとされています。ウィリアム・ブラトン警視総監は、この発砲事件を「不運な事故」と呼び、ガーリーは「完全に無実だ」と 言いました。リアンは6分以上も警察無線に応答せず、労組の代表にアドバイスを聞くためにメールを送っていました。終いには近隣にいた住人が 救急車を呼び、ガーリーは病院に急搬されましたが、そこで死亡が確認されました。憲法上 の権利センター(Center For Constitutional Rights)の常務取締役ビンセント・ウォレンにこの起訴への反応を伺います。

  • ケイラ・ミュラーがシリアで死亡したことを家族が確認してから一日が過ぎ、今日はこの26歳の米国人援助活動家を追悼します。彼女を捕らえていた「イスラム国」は、彼女は先週のヨルダンによる空爆で死 亡したと述べました。ミューラーの家族は10日、彼女が死亡した証拠を受け取ったと語りましたが、どのように受け取ったのかは不明です。ミュ ラーは2012年後半、トルコとシリアの国境に移 動し、シリアからの避難民の支援活動をしていました。 それ以前にも、インドに逃れたチベット人、イスラエルのアフリカ人、被占領地域のパレスチナ人など海外での難民支援活動を続けてきま した。ミューラーは、2013年8月、シリア北部の病院を離れ たときに拉致されて失踪しました。 彼女が捕われていた間に書かれた手紙の中で、彼女は家族にこう伝えています。「私は暗闇にも光を見ました。そして学んだのは、たとえ牢獄に あっても、人は 自由でいられるということです。私は感謝しています。どんな状況でも、良いことが見つけられることが分かったからです。時にはそれを探す努力が必要ですが」。本日は2人のゲストに話を聞き ます。北アリゾナ大学の学生時代にミューラーの ルームメイトで、国際連帯運動(ISM)のボランティアとして 共にヨルダン川西岸地区に赴いたエミリー・シェックと、ミューラー釈放の運動を行った平和正義基金(The Peace and Justice Foundation)のマウリ・サラハンです。

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