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2015年2月3日(火)

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  • 国連は、2014年2月のウクライナのビクトル・ヤヌコービッチ元大統領追放後にウクライナ東部で始まった戦闘における同年4月以来の死者数を5300人超に引き上げました。それに加え、150万人以上が住む場所をなくしています。戦闘が激化する中、オバマ政権は、ロシアが後ろ盾となっている反政府勢力と対峙しているウクライナ軍に直接武器を供与することを現在検討しています。米政府はすでに殺傷力のない軍装備品をウクライナに供給していますが、政府高官の間では、ライフルから対戦車兵器までの武器を送ることに意見が傾いていると報じられています。ウクライナで米国と欧州の同盟国が果たしている役割をふまえて、元ソビエト連邦指導者のミハイル・ゴルバチョフは、西側諸国がロシアを新たな冷戦に引きずり込んだと非難しました。ニューヨーク大学とプリンストン大学のロシア研究と政治学の名誉教授であるスティーブン・コーエンに話を聞きます。

  • 米国がウクライナへの軍事援助の大規模な拡大を検討する中、北アフリカと中東の全域で、米国の政策がいかに衝突を広げているかを検証します。リビアは現在、2つの異なる政府によって統治されており、国連は進行中の統一協議が失敗すれば「完全な無秩序」になると警告しています。エジプトにおける米国支援の政権は政敵への弾圧を続け、最近の抗議者らの殺害は2014年6月にアブドルファッターフ・アッ=シーシー大将が大統領になって以来最悪となっています。2015年1月のイラクは、過去数年で最悪の死者数を出しました。その一方で、辞任を表明した米国防長官チャック・ヘーゲルは、米国は「イスラム国」(ISIS)に対する進行中の軍事作戦のために非戦闘地上部隊を派遣する必要があるかもしれないと述べました。現在世界最悪の人道的危機にあるシリアでは、米国はバッシャール・アル=アサド大統領の退陣要求を撤回しました。レバノンでは2015年1月最終週、ヒズボラとイスラエルが2006年の戦闘以来最悪の衝突の一つで交戦しました。この事件の数日前にワシントンポスト紙は、米中央情報局(CIA)とイスラエルの同等組織である対外特務機関モサドがヒズボラの指導者を2008年2月に暗殺したと報じました。現在イランをめぐる議論はオバマ大統領とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相との関係にこれまでで最悪の状況をもたらしています。2015年1月のサウジアラビアのアブドラ国王の死去を受けて、オバマ大統領は米国が新たな抑圧的政権を支持するという主要な態度を示すために、サウジに大規模な代表団を引き連れていきました。イエメンでは2015年1月にアブド・ハディ大統領が辞任したことを受けて混乱が広がり、武装組織フーシが権力を掌握する恐れがあります。トリニティ・カレッジの国際関係学教授であるヴィジャイ・プラシャドに、中東と北アフリカの状況と進行中の衝突における米国の役割について話を聞きます。

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