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2014年11月21日(金)

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  • 20日夜、プライムタイムに行われた演説で、オバマ大統領は500万人に及ぶ在留資格をもたない移民に、大統領権限で暫定的な法的地位を与える措置を取る計画を発表しました。これにより、米国の市民権または合法的な永住権をもつ人物の親は、5年以上の在住実績があり身元調査に合格すれば、暫定的に米国に滞在し合法的に働くことを許可されることになります。しかし、この新しい計画では、子供に在留資格が無い場合は救済対象になりません。たとえその子供が2012年のDACAで滞在を許されていても、だめです【訳者註:DACAとは、16歳未満で入国し、2012年現在で31歳未満だった在留資格のない若者たちを対象に、彼らの国外強制退去処分を一時的に引き延ばす暫定措置】。また、今回の大統領命令は、在留資格の無い移民に、正式な永続的法的地位を与えるものではありません。多くの人々が、労働許可を取得し、社会保障番号を与えられ、自分の名で働くことができるようになりましたが、3年後に再申請しなければなりません。デモクラシー・ナウ!の共同司会者でニューヨーク・デイリーニュース紙コラムニストのフアン・ゴンザレスが分析します。ゴンザレスは20日夜、この演説を大勢の在留資格をもたない移民と共に視聴しました。シアトルの活動家家族チームも番組に参加します。在留資格をもたない移民で「ラティーノ・アドボカシー」の活動家マル・モーラ・ビラパンドと、その娘で米国市民権を持つジョセフィーナ・モーラです。

  • メキシコのアヨツィナパ師範学校の学生43人が9月に警察の攻撃を受けて以来行方不明になっている事件に対し、11月20日、世界各地で正義を求める抗議の日が実施されました。11月になってメキシコの当局は、2人の容疑者が学生たちの殺害と遺体の焼却を自白したと発表しました。自白に基づき、捜査員たちは焼却で著しく損傷した遺体を発見し、身元の分析が行われています。学生たちの家族と級友たちのキャラバンが20日にメキシコシティに集結したのを契機に、メキシコ全土で怒りの声が沸きあがりました。何万人もが、都市の中心にある広場で集会を開き、エンリケ・ペーニャ・ニエト大統領の高さ30フィートの彫像に火をつけました。この日の抗議行動の組織者のひとり、フアン・カルロス・ルイスがゲストです。司祭でコミュニティ活動家でもあり、エピスコパル派ロングアイランド司教区の移民連絡役も務めています。ルイスは新サンクチュアリ運動の共同創設者でもあります。この運動は、国外退去を避けるため教会に避難している全米の移民を支援しています。

  • 21日、全米各地で公開される新作映画Food Chain (フードチェーン:食物連鎖、食品の生産と供給のシステム、食品チェーン店など多義)は、農場労働者、フロリダのトマト農場、世界最大級のファストフードと食料品のチェーン企業による画期的な連携を描いたドキュメンタリーです。映画の主役のひとりヘラルド・レイエス=チャベスがゲストです。彼は農場労働者でイモカリー労働者連合(Coalition of Immokalee Workers)のオーガナイザーです。レイエス=チャベスは、フェアフード・プログラム(Fair Food Program)に企業12社を参加させることに成功しました。マクドナルド、タコベルに加え、巨大小売企業ウォルマートも加わりました。提携企業は、「1ポンドに付き1ペニー」のボーナスを支援するため、収穫されたトマトにプレミアム(報奨金)を支払うことに合意しました。このボーナスは、トマト摘み作業者に支払われます。まもなく、参加店では、フロリダのトマトに「フェアフード」のラベルが付くことになっています。

  • ヴィゴ・モーテンセン、ピーター・サースガード、ケリー・マクドナルドなどの俳優が21日、ニューヨーク市に集まり、故人となった歴史家ハワード・ジンの著書で販売部数100万部を超える 『民衆のアメリカ史』を基にしたVoices of a People's History of the United States (『民衆のアメリカ史の声』)を朗読します。このイベントは、ジンとアンソニー・アーノーブが編集したこの本(『声』)の出版10周年を記念するものです。モーテンセンはアカデミー賞候補にもなった俳優で、『ロード・オブ・ザ・リング』3部作などに出演していますが、『声』のパフォーマンスにもたびたび出演し、テレビ・ドキュメンタリー版のThe People Speak (『民衆は語る』)のキャストでもあります。アーノーブとモーテンセンのお2人を招いて、『声』の10周年記念と、いまも変わらぬ政治的な意義について論じます。

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