« 前  

2014年11月19日(水)

  次 »
  • イスラエル市民5人が殺害された襲撃事件を受け、エルサレムでは不穏な空気が高まっています。被害者は、ユダヤ教会堂で朝の礼拝中に、武装したパレスチナ人による襲撃を受けました。イスラエル市民への襲撃としては過去3年間で最大、エルサレムでは2008年以来最悪の事件でした。殺害されたのは米国生れのラビ3名、英国生れのラビ1名、ドルーズ派の警察官1名でした。礼拝者7人が負傷しました。襲撃者(2人)は警察により射殺されました。この攻撃に先立ち、エルサレムでは数週間にわたって緊張が続いていました。背景にはムスリムが「高貴なる聖地」、ユダヤ人が「神殿の丘」と呼ぶエルサレム最大の聖地の扱いや、拡張を続ける東エルサレムのイスラエル人入植地の問題があります。ユダヤ教会堂での殺害後、イスラエル人入植者は西岸地区で報復行為を開始し、ナブルス近郊の学校とヘブロン周辺の路上で車を走らせていたパレスチナ人を襲撃しました。イスラエル軍が発射したゴム弾で少なくとも5人のパレスチナ人が負傷しました。数年にわたりガザ地区と西岸地区に住み、現地から報道を行っている唯一のイスラエル人ジャーナリストで、ハアレツ紙の通信員であるアミラ・ハスに話を聞きます。

  • エルサレムのユダヤ教会堂で5人のイスラエル市民が殺害された18日の襲撃事件を受け、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバース大統領がエルサレムの暴力行使を煽っていると非難し、この殺害事件は「エルサレムをめぐる紛争」の一部だと述べました。でも実際には、アッバース大統領は襲撃を強く非難しています。この襲撃の背景には、ムスリムが「高貴なる聖地」、ユダヤ人が「神殿の丘」と呼ぶエルサレム最大の聖地をめぐる紛争と、拡張を続けるイスラエル人入植地により、数週間にわたり不穏な状態が続いていたという事情があります。イスラエルと占領地の間の緊張が先鋭化する現状ついて、コロンビア大学アラブ研究所の「エドワード・サイード基金教授」で、多数の著書があるラシード・ハーリーディと、元イスラエル戦闘兵で、現在は反占領運動家で調査研究員でもある エラン・エフラティの二人のゲストに話を聞きます。

  • 18日、米上院でキーストーンXLパイプラインの建設の可否を問う議決が行われ、承認に必要な最小得票数60票にわずかに及ばない劇的な幕引きになりました。45人の共和党上院議員全員に加え、14人の民主党上院議員がこの法案を支持しましたが、賛成票59票で可決にはいたりませんでした。エリザベル・ウォーレン民主党上院議員が投票集計を発表した後、後ほどサウスダコタのラコタ族と報じられた男性が突然たからかに歌を歌い始め、それを呼び水に抗議者たちもパイプライン賛成に投票した民主党員の名前を叫びました。18日の投票後、共和党は同党議員が上院の過半数を占めることになる1月以降にただちに再度、議案をあげると断言しました。一方、最近リークされた資料によるとキーストーンXLパイプライン建設をめざすトランスカナダ社は、米国内の反対をかわすべく、カナダ国内だけでオイルサンド油田と海港とをつなぐ別のパイプラインを考案し支持を集める「恒久的キャンペーン」に取り組んでいます。世界最大規模の広報会社で株式非公開会社のエーデルマンがトランスカナダのために起草したこの戦略文書には、ロビー戦略と3万5千人の支持者を動員する作戦が詳述されています。サウスダコタのローズバッド・スー族の代表シリル・スコットとガーディアン紙の環境レポーターのスザンヌ・ゴールドバーグに話を聞きます。

Syndicate content