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2014年9月9日(火)

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  • ここで検証するスポーツニュースによって、家庭内暴力の問題と、米国で最も人気がある競技がその問題をきちんと扱ってこなかったという事実に光が当てられています。当時フィアンセだった恋人を殴打し意識不明にさせた新たな映像が公開されたボルチモア・レイブンズの人気ランニングバッグ選手レイ・ライスは、チームから追放され、全米プロフットボールリーグ(NFL)から無期限に出場停止になりました。しかし、この事件の詳細については、ライスが意識不明の女性をエレベーターから引きずり出し、彼女の顔を地面に打ち付ける様子を別の角度から撮影した映像が数ヶ月前に公開された時点で周知となっていました。ボルチモア・レイブンズはライスを擁護し、7月の時点でのNFLの最初の対応は、彼を2試合だけ出場停止にするというものでした。しかし全米からの大規模な抗議によって、NFLのコミッショナー、ロジャー・クッデルが謝罪し、NFLの家庭内暴力についての対応方針が変更されることになりました。NFLがそうするのに、どうしてこんなに長い時間がかかったのでしょうか? NFLとレイブンズは何を知っていたのでしょう? そしてそれをいつ知ったのでしょうか? ネイション誌のスポーツコラムニストで、シリウスXMラジオの番組「エッジ・オブ・スポーツ・ラジオ」(Edge of Sports Radio)の司会者デイブ・ザイリンから話を聞きます。「今回の件は、NFLが女性に対する暴力によって業界の評判が危機にさらされたと考えということであって、業界の暴力が一般家庭に波及する危険があると考えたということではないのです」と、ザイリンは言います。

  • 大学の秋学期が始まっていますが、イリノイ州のある大学では、近年の記憶の中では全米で最大規模の学問の自由についての論争が巻き起こっています。イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校がイスラエル政府に批判的な教授の採用を取り消し、そのことに対する激しい抗議が起こっています。スティーブン・サライタはネイティブアメリカン研究プログラムで、終身教授として同校で仕事を始める予定でした。しかし、今夏のイスラエルによるガザ攻撃に対する厳しい非難を彼がツイートし続けた後で、サライタは採用の取り消しを告げられました。同校は、サライタの意見を批判する寄付者や保護者、卒業生から圧力を受けており、中には経済的支援を止めると脅す人もいました。数千人の教授らがサライタの採用の回復を求める嘆願書に署名し、一部の講師は抗議のために授業を中止しました。米国大学教授協会は同校の今回の処置は「学問の自由と適正手続きに反している」と言います。アーバナ・シャンペーン校の多くの学部は、大学総長のフィリス・ワイズに対する不信任決議を可決しました。アーバナ・シャンペーン校の学生らは9月9日、サライタを支援するために授業のボイコットを行い、沈黙の1日を送る予定です。コロンビア大学の法学教授で、サライタが雇用されなかったことに抗議しアーバナ・シャンペーン校での連続講義を中止したキャサリン・フランクと、クリストファー・ピーターセン=オバートンから話を聞きます。学者であるピーターセン=オバートンは、彼の中東についての意見に対する非難を受けて2011年にブルックリン・カレッジから採用通知を取り消され、一般市民からの抗議で復職できたという今回の件と同じような経験をしたことがあります。

  • マサチューセッツ州ブリストルの地区検事長サム・サターは、4万トンの石炭の輸送を妨害したことで9月8日に裁判にかけられる予定だった2人の環境活動家の刑事責任を問う罪状を、予想外にも取り下げました。ケン・ワードとジェイ・オハラは2013年5月、マサチューセッツ州サマセットのブレイトンポイント火力発電所への石炭の輸送を自分たちのロブスター漁用の船で妨害しました。ワードとオハラは、石炭産業が地球を脅かす気候変動を悪化させていると主張することで、裁判で「防衛の必要があった」と訴える予定でした。地区検事長サターは、前例のない発表の中で、彼らの論理を受け入れ刑事罰を取り下げました。裁判所の外でサターは、「気候変動は、我々の地球がこれまでに直面した中でも極めて深刻な危機の一つです」と述べ、彼の判決を説明しました。「控えめに言っても、この問題に対する政治的主導は甚だしく欠けています」。

    2人の環境活動家、ケン・ワードとジェイ・オハラ、そして地区検事長サム・サターへのインタビューは9月10日にデモラクシー・ナウ!で放送します。

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