国連安全保障理事会による停戦要求にもかかわらず、イスラエルはガザ地区への攻撃を強化し、「長期戦」を警告しています。7月28日の夜はこれまでで最も激しい爆撃だったという人々もおり、パスチナ当局者らはその攻撃のあった過去24時間に110人以上が殺されたと言っています。この「24時間」に、イスラエルはガザ地区の唯一の発電所と、ハマスの放送本部や他の多くのアラブ系衛星報道チャンネルが入ったメディアセンターを含む150ヶ所以上を攻撃しました。7月28日朝、ガザ市のシャティ難民キャンプの海辺にある公園での爆発で、10人が死亡し、そのうちの8人は子供でした。また、40人が負傷しました。犠牲になった子供たちは、爆撃されたとき、運動場のブランコで遊んでいたと言われています。イスラエルはこの攻撃は行っていないと言っていますが、目撃者らは、爆発はイスラエルによる空爆が原因だと述べました。イスラエルが、ガザの主要病院であるアル・シファの外来病棟を爆撃したとも報道されています。一方、7月28日には、10人のイスラエル兵が死亡しました。今回の攻撃開始以来、53人のイスラエル兵、2人のイスラエル市民、1人のタイ人農業労働者が死亡しています。ガザ市から、デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースに話を聞きます。「[イスラエルは]複数の病院や国連学校を砲撃しています。彼らは自宅にいる人々も爆撃しています」と、クドゥースは言います。「文字通り、こうした人々にはどこにも逃げ場がないのです」。
ニューヨークの独立放送局Democracy Now!を日本語でおとどけしています