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2014年7月3日(木)

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  • 米国がアフリカ民族会議(ANC)をテロ組織と考えていたのに対して、スウェーデン政府はANCを数十年にわたり公に資金援助していました。多数の報告によれば、スウェーデンはANCを単独で経済的に支援していた最大の財源でした。スウェーデンのオロフ・パルメ首相は1986年、ストックホルムの「アパルトヘイトに反対するスウェーデン市民議会」(Swedish People’s Parliament Against Apartheid)で基調演説を行った一週間後に暗殺されました。暗殺の裏での南アフリカ政府の関わりを疑う噂が何年も飛び交いました。ネルソン・マンデラは1990年に解放された直後、出所後初の外遊先のひとつとしてスウェーデンを訪れています。スウェーデン議会での演説で、マンデラは同国が「アパルトヘイト制度と戦う国際的勢力の先頭」に立ったことに感謝の念を述べました。7月2日の晩、マンデラの側近だったアハメド・カスラダは、1週間にわたる政治フェスティバル「アルメダレン・ウィーク」(Almedalen Week)開催地、スウェーデンのヴィスビーでスピーチを行いました。カスラダはロベン島での18年を含む、26年を刑務所で過ごしました。

  • スウェーデンは、地方および国政選挙もにくわえ欧州議会選挙も行われるといった「超大型選挙年」をむかえています。ここ8年間右派政権が続いてきましたが、力の均衡は赤と緑同盟、つまり同国の「左派党」(Left Party)と「緑の党」(Green Party)の同盟にシフトすると、本日のゲストは語ります。「大勢の人々の様々な問題がかかっているのです」とスウェーデンの日刊紙「ダーゲン ETC」(Dagens ETC)の編集長アンドレアス・グスタフソンは言います。選挙での主要問題と、最近の「スウェーデン人党」(Party of the Swedes)に対する抗議運動について話を聞きます。同党は、移民に反対し、ウクライナのファシスト・グループと並んで戦闘に参加しているネオナチ政党です。

  • スウェーデンのユニークな政治フェスティバル「アルメダレン・ウィーク」(Almedalen Week)の現場から放送をお送りしています。同国の「左派党」(Left Party)議長で、スウェーデン議会の議員でもあるジョナス・スイェステッド議員に話を聞きましょう。スイェステッドは左派党を、労働運動にルーツを持ち、気候変動と民営化阻止に取り組む、現代的な社会主義左派政党だと説明します。「スウェーデンはとくに教育制度、ヘルスケア、高齢者向け住宅の分野において、民営化の実験場のようになりました」とスイェステッドは言います。「このような福祉事業において、すべての営利企業を排除したいのです」

  • 5月、スウェーデンの「フェミニスト・イニシアティブ党」(Feminist Initiative party)は、フェミニスト政党としては歴史上はじめて、欧州議会で一議席を獲得しました。同党の共同創設者で元スウェーデン議会議員のグドルン・シャイマンに話を聞きます。シャイマンは同党の焦点となる、気候変動、人種差別反対、そして個人的に親密なもの同士の間の暴力と国際関係における暴力の関連について語ります。「家父長制構造は世界共通ですし、それは社会にも、親密な人間関係にも、労働市場にも表れています」とシャイマンは言います。「私たちは暴力を禁止しなくてはなりませんし、暴力の役割は常にコントロール、そして権力と繋がっているのだと理解せねばなりません」

  • 様々な政治的思想の人々が集まるスウェーデンの政治フェスティバル「アルメダレン・ウィーク」(Almedalen Week)を視察に訪れた、元米下院議員で大統領選出馬経験もあるデニス・クシニッチにインタビューしました。クシニッチは、米国にもこのように包含的な政治プロセスが必要だと語ります。「ここでは多くの異なる政治的信念の代表に出会えます。米国では政治は単一的です」とクシニッチは言います。「米国にもこのような考え方を呼び起こす必要がありますし、そのためには比例代表制もひとつの手でしょう」イラク危機に対しては「われわれが経験から学んだことがあるとすれば、干渉主義に将来性はない、ということです」と言います。クシニッチは1997~2013年まで米下院議員を務め、2008年と2012年の大統領選に出馬しました。

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