ナイジェリアでは、約300人の少女たちが北部の寄宿学校から誘拐された事件をめぐり、「我々の少女たちを取り戻そう」というスローガンのもと、抗議行動が続いています。イスラム武装勢力は4月14日、女子中等学校を襲い、生徒たちを連れ去りました。5月5日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の指導者が犯行声明のビデオを発表しました。ナイジェリア当局者らは、一部の少女たちはすでに、わずか12ドルで嫁として売り払われたと報告しています。他の少女たちは誘拐犯らと強制的に結婚させられ、隣国のカメルーンとチャドに連れて行かれたと報告されています。少女たちが誘拐されたナイジェリア北部の地域は約1年間にわたって非常事態にあり、襲撃を受けた学校は、地域で唯一閉鎖されずにいた学校だったといわれています。ナイジェリアの作家で活動家のイジェオマ・ウドゥマにラゴスから話を聞きます。ジャーナリストで、ウェブサイト「サハラ・レポーターズ」(Sahara Reporters)の発行人であるオモイレ・ソウォレからも話を聞きます。
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