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2014年1月3日(金)

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  • 本日最初のニュースはテキサス州の十代の少女、レイチェル・ブラッドショウ・ビーンの身に起きた衝撃的な出来事です。彼女は楽団の練習室でレイプ被害にあったことを学校に通報した後、公然わいせつ罪に問われ、その高校を退学させられました。彼女のレイプ犯は処罰として矯正施設へ送られました。そしてなんと彼女も同じ矯正施設に入れられたのです。犯罪を届け出たことによって、「まるで囚人のように扱われた」と彼女は証言しています。この事件は2010年に起こりましたが、ブラッドショウ・ビーンがレイプ被害とそれに続いて自分の身に起きたことを公然と話す決意をしたことで、今になってようやく全米の注目を浴びはじめました。2012年の夏、教育省公民権局は、学校側が教育上の性別による差別を禁止した連邦教育法第9編に違反したという判定を下しました。ブラッドショウ・ビーンとアメリカ自由人権協会女性の権利プロジェクトの上席弁護士サンドラ・パークに話を聞きます。「この国で起こっているレイプ事件についてわかっていることは、被害者の半分以上が18歳以下であるということです。つまり少女たちが襲われているのであり、その多くは学校内で起こっています」とパークは言います。「学校管理者達と警察が、自分たちの責務は暴行に対処することであって、レイチェルの身に起きたように矛先を逆転させて被害者を罰することではないと、しっかり理解することが非常に重要です。

  • 米国、メキシコ、カナダの3国間に結ばれた北米自由貿易協定(NAFTA)が1994年1月1日に施行されてから今週で20年になります。この大型貿易協定に署名して成立させたビル・クリントン大統領は、これによって賃金は上昇、雇用も増加、更には健康や環境への安全基準も改善するという素晴らしい約束を掲げていました。ところが実際は、企業が低賃金のメキシコ労働者を求めたため、米国の雇用は何百万も減少しました。一方メキシコではNAFTAにより貧困に拍車がかかり、何百万人ものメキシコ人が仕事を求めて米国に移住を強いられました。パブリック・シチズンのグローバル・トレード・ウォッチ責任者でNAFTA at 20(『20年目のNAFTA』)の著者ロリ・ウォラックに話を伺います。

  • 1994年1月1日、NAFTAの施行と同じ日に、サパティスタ民族解放軍とチアパス州の人々が、この協定は先住民にとって死刑判決だと主張してメキシコの中央政府に宣戦布告しました。完全武装した男女で編成されたサパティスタ軍は、チアパス州の5つの主要な都市を制圧しました。この蜂起は大きな衝撃を与えました。この地域で何年も活動してきた人々でさえ、同じ場所で秘かに反乱軍が組織されていたことは驚きでした。20年がたった今、蜂起による影響と、いまも続く困難について、メキシコのサン・クリストバル・デ・ラス・カサスの農村地帯社会運動学の教授ピーター・ロセットに詳しく話を伺います。

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