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2014年10月2日(木)

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  • 「イスラム国」(IS)武装勢力は、米先導による空爆強化にも関わらず、イラクとシリアの両国で、更に勢力を拡大していると報道されています。イラクでは、「イスラム国」はアンバー州の町ヒートを占拠したと言われます。シリアでは、武装勢力がトルコとの国境近くのクルド系のいくつかの町に侵攻し、ここ数日間で数万人のクルド系シリア人が避難を余儀なくされました。国連によれば、9月には1100人のイラク人が武力衝突の犠牲となっています。これには「イスラム国」の支配化にある地域での死者数は含まれないため、実際の犠牲者数は更に大きくなります。国連によれば、「イスラム国」は大量処刑を行い、女性や少女を性奴隷として拉致し、子どもたちを兵士として利用していると言います。国連は更に、イラク政府による空爆で「深刻な民間人の犠牲と負傷があった」としています。これは米政府が、イラクとシリアを米軍が空爆する際の、民間人の犠牲を防ぐための基準を緩和したことを認めたのと前後しています。進展するこの状況について、イラク人の詩人で小説家、翻訳家でもあるシナン・アントゥーンに話を聞きます。ニューヨーク大学の教授を務めるアントゥーンは、「ジャダリヤ・e-マガジン」(Jadaliyya ezine)の共同創設者であり、共同編集者です。

  • 新刊本、Back Channel to Cuba: The Hidden History of Negotiations between Washington and Havana(『キューバへの裏ルート ――ワシントンとハバナの隠された交渉史』)で、著者のピーター・コーンブルーとウィリアム・リオグランデは、最近、機密指定を解かれた文書から、米国・キューバ間で行われた交渉の知られざる歴史を明らかにしました。その中には、1976年にフィデル・カストロが、アンゴラへ独立運動戦士支援のために兵士を派遣した際、当時米国務長官だったヘンリー・キッシンジャーが検討したキューバ空爆の詳細も明らかにされています。その後何年間も、ジミー・カーター元大統領や、ノーベル文学賞受賞者のガブリエル・ガルシア・マルケスなどを含む米国の極秘特使が、米・キューバ関係正常化へに尽力しました。本書は、キューバの首脳ラウル・カストロが、2015年にパナマで行われる米州首脳会議(Summit of the Americas)へ初参加を表明したのと同時期に出版されました。キューバは先日、50年以上つづく米国による経済封鎖が9月にこっそりと1年延長されたことについてオバマ政権を非難しました。

    画像クレジット:フランク・マンキーウィッツ提供

    画像提供フランク・マンキーウィッツ(右からフランク・マンキーウィッツ、カービー・ジョーンズおよび、サウル・ランダウが、ヘンリー・キッシンジャー国務長官からの米―キューバ関係正常化に向けた交渉提案のメッセージをフィデル・カストロに届けるところ。1974年7月撮影)

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