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2013年9月30日(月)

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  • 1人あたりの受刑者数がどこの州よりも高い──実に中国の投獄率よりも13倍高い──世界の刑務所の首都、ルイジアナ州ニューオリンズから本日はお送りします。ルイジアナ州は、また、冤罪で数年間服役した後に釈放される人についても、1人あたり人数で米国の最高水準にあります。本日は、ルイジアナ州で釈放されるまでに最も長い間服役したヘンリー・ジェームスに話をききます。ジェームズは、強姦罪で仮釈放なしの終身刑の判決を受け、悪名高いアンゴラ刑務所として知られるルイジアナ州立刑務所で30年間服役しました。公判で検察側は陪審員に対し、レイプキットの血清検査がジェームスが犯人でないと示しているのを一度も伝えませんでした。2011年、偶然発見されたDNAの証拠により、ジェームスの無実が証明され、彼は釈放を勝ち取りました。冤罪認定を勝ち取るのに協力したイノセント・プロジェクト・ニューオリンズの代表、エミリー・マウにも話をききます。「ヘンリー・ジェームスの件は、残念ながら特殊なケースです。ルイジアナ州では殺人罪もしくは強姦罪で有罪判決を受けた全ての人が仮釈放なしの終身刑という判決を言い渡されます。これら2つの罪状に対しては他の刑罰はありません。ヘンリーの事件が特殊なケースだったのは、証拠を発見できたことです」とマウは語ります。「ルイジアナ州では、他の多くの場所と同様、証拠保存や保管方法がずさんです。DNA検査で無実を証明できるケースでも証拠紛失が日常茶飯事に起きているのです」

  • アンゴラ刑務所囚人のハーマン・ウォレスは42年間にわたる独居房拘禁の末、肝臓がんで余命わずかとなっています。ウォレスと他の2人の通称「アンゴラ・スリー」と呼ばれるメンバーは、武装強盗で実刑判決を受け、その後1972年にアンゴラ刑務所として知られるルイジアナ州立刑務所の看守を殺害した罪に問われました。彼らは、ブラックパンサー党初めての刑務所内支部のメンバーだったという政治運動が原因で罠にかけられたと述べています。ウォレスの支持者らは、ウォレスの余命があとわずかなのに、情状酌量による仮釈放の要請への返答は今のところ返ってきていないと話しています。「ハーマンズ・ハウス」という作品でウォレスと共同制作したニューオリンズを拠点にしている芸術家のジャッキー・スメルに話を聞きます。同作品を主題にした同名のドキュメンタリー映画も作られました。「ルイジアナ州で、『情』という言葉が権力者のボキャブラリーにあるのかわかりません。私は情状酌量での釈放もしくはそれを要請することが、ハーマンを釈放する多岐にわたる努力として大切なことだと思ってきました。ですが42年間、州はハーマンに対する法の適正手続きを拒否しています。信じられないです。彼は米国内で最も長く独居房で服役した人です」とスメルは語ります。ブラックパンサー党ルイジアナ支部創設者の一人で、ハリケーン・カトリーナ被災後にニューオリンズ復興のために世界中から何千人もの人を集めたコモン・グラウンド・コレクティブの共同創設者のマリク・ラヒムに話を聞きます。

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