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2013年7月4日(木)

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  • 本日の内部告発特集では、まず今年6月に米国家安全保障局(NSA)による自国民や外国政府、世界中の個人に対する秘密の監視プログラムの詳細情報をリークした人物として名乗り出たエドワード・スノーデンを取り上げます。彼を誉めたたえているのは米国で最も有名な内部告発者、ベトナム戦争の隠された歴史「ペンタゴン文書」(国防総省の機密文書)をリークしたダニエル・エルスバーグです。「エドワード・スノーデンが英ガーディアン紙に知らせたNSA関連の情報ほど重要で有益なリークないし無断公開は、米国史上で並ぶものがありません。ペンタゴン文書よりも断然すごい」とエルスバーグは言います。6月にガーディアン紙のグレン・グリーンウォルド記者がスノーデンに行ったインタビューの一部を見ましょう。

  • 41年前、ビーコン・プレス社(Beacon Press)は、国防総省の「ペンタゴン文書」全文を初めて出版したことで米国政府が起こした訴訟の最高裁判決で敗北が確定しました。1971年6月ニューヨーク・タイムズ紙がこの極秘報告書の一部を初めて掲載したことは今ではよく知られていますが、ユニタリアン・ユニバーサリスト協会(Unitarian Universalist Association)系の小規模な非営利出版社ビーコン・プレス社が、米国のベトナム介入の真の歴史を暴露した7000ページに及ぶ文書の全文を出版するに至った経緯については、それほど知られていません。この出版の結果、同社は2年半にわたり嫌がらせや脅しを受け、破産寸前まで追いこまれ、刑事告発される可能性もありました。この事件の全貌が語られることは、これまでほとんどありませんでした。2007年オレゴン州ポートランドで行われたユニタリアン・ユニバーサリスト協会主催の「ペンタゴン文書」の出版を記念し今日的な意義を考える会議で、エイミー・グッドマンが司会を務めました。事件の渦中にいた3人の中心人物がそれぞれの体験を語ります。国防総省に勤務していた元ランド研究所調査員ダニエル・エルズバーグは、「ペンタゴン文書」をニューヨーク・タイムズ紙にリークした内部告発者として有名です。元アラスカ州上院議員で大統領候補の経験もあるマイク・グラベルは、「ペンタゴン文書」を議会の公式記録に残し、ビーコン・プレスに手渡すまでの劇的な展開を話します。そして最後は、ユニテリアン・ユニバーサリスト協会の元会長でビーコン・プレスの元経営者ロバート・ウエストです。まず最初はヘンリー・キッシンジャーに「世界で最も危険な男」と呼ばれたエルスバーグのスピーチです。

    これは初回に登場したときの字幕付き動画があります。とっても面白いですからぜひご覧ください →
    ペンタゴン・ペーパーズ(ベトナム機密文書)を世に出した3人の男たち 1:ダニエル・エルズバーグ - (17分)
    ペンタゴン・ペーパーズ(ベトナム機密文書)を世に出した3人の男たち 2:マイク・グラベル - (19分)
    ペンタゴン・ペーパーズ(ベトナム機密文書)を世に出した3人の男たち 3:ロバート・ウェスト (15分)

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