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2013年6月26日(水)

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  • 米最高裁が60年代の公民権運動の最大の業績である、1965年投票権法の不可欠な条項を無効とする判決を下しました。 これは投票権の擁護派には大きな打撃です。判決は5対4で、人種差別の歴史がある9つの州が投票ルールを改正をする場合には連邦政府の承認が必要であるという法律が[1965年以降] 継続されているのは、時代錯誤の情報に基づいているため無効であるとしています。近年では、議会の再編成や投票者ID法など、民主党の候補者を支持する傾向にあるマイノリティー有権者の投票を抑圧する法案が州レベルで次々と制定されており、民主党は州レベルでその制定を推進している共和党を非難しています。本日は、長年の公民権運動指導者、レインボー・PUSH連合(Rainbow PUSH Coalition)のジェシー・ジャクソン師, メキシコ系アメリカ人法的防衛と教育基金(Mexican American Legal Defense and Education Fund)代表のトーマス・サインズ 、ネイション誌で投票権について報道している記者のアリ・バーマンの3人から話を聞きます。「この判決は広い意味でのアメリカの社会構造の肝心な部分を切り取ってしまっているのです」 とジャクソン師は語ります。「この挑戦は『この半世紀で最も大切な公民権の法律を台無しにしようとする保守派の決然とした動き』によって提訴され最高裁で審議されることになったのです」とバーマンは付け加えています。

  • テキサス州の民主党議員とプロチョイス(中絶権利擁護派)のデモ隊は、州内のすべての妊娠中絶医院を閉院させる恐れのある法案の通過を阻止するべく、早朝から戦闘に出かけました。この法案「上院法案5号」は、受精から20週目以降の中絶を禁止し、診療所に厳しい規制を課すため、テキサス州内では5つを除くすべての医院を閉鎖に追い込む厳しいものでした。25日の朝、州議会議員ウェンディ・デイビスは、ピンクのテニスシューズを履き、フィリバスター(議事進行を妨害する長演説)を開始、26日午前0時近くになって共和党議員が中断させるまで、実に11時間近く演説を続けました。特別議会は午前0時に閉会されることになっているため、その時間が近づくと数百人近い傍聴者が歓声を上げ、何も聞こえないため手続きができない状態となり長引いて閉会しました。共和党議員らは、法案は可決されたと主張しましたが、数時間後、デイビッド・デューハースト副知事は、「『ウォール街占拠』の手法を用いた手に負えない群集」を非難し、決議は立法手続きに従っていなかったと敗北宣言をしました。議事堂での騒動を、RHリアリティ・チェック誌に寄稿しているフリーランスのジャーナリストのアンドレア・グリムスは「フィリバスターを傍聴してしている人たちがその話を広め、それを他の人と共有し始めると、プロチョイスのベースが活気づきました。 それは私たちの権利がどれだけ脅威にさらされているかに気づいていなかった人たちを急進的にしたのです」と話しています。また 、10万人が視聴した上院議会のライブストリームを流したテキサス・トリビューン紙のブランディ・グリソムにも話をききました。プランド・ペアレントフッド(Planned Parenthood) の代表セシル・リチャーズはデモクラシー・ナウ!に対し「今回は、数千人もの人々が議場に集結しましたが、もし(リック・ペリー)州知事が(この法案を)また別の特別議会で可決しようとすれば、その人数は倍になることでしょう。そして、知事がそうするつもりなら、われわれの側の準備は出来ています」と述べています。

  • オバマ大統領は、新規と既存の発電所に対し、初めて温室効果ガスの排出量の限度を課す気候変動対策の行動計画を発表しました。この計画は議会の承認を必要としないので、オバマ大統領が共和党主導の反対勢力を回避することができます。演説の中で、オバマ大統領は海面上昇から海岸線や都市を守る様々な政策の概要を発表し、再生可能エネルギーの開発促進を誓いました。キーストーンXLパイプラインに関しては、賛成派と反対派それぞれが楽観的に解釈しましたが、オバマ大統領は、この計画の許可は「二酸化炭素による汚染を著しく悪化しない」ということが前提だと語っています。オバマがこの気候変動に対する徹底的な計画を実行することが出来るかどうか、そしてそれが十分かどうかには議論の余地があります。大統領の演説について異なる意見を持つ2人のゲスト、天然資源防衛評議会 のダン・ラショフとパブリック・シチズンのタイソン・スローコムに話しを聞きます。

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