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2013年6月25日(火)

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  • あと数日で各種学校が夏季休暇に入りますが、米最高裁判所は、人種を意識したアファーマティブ・アクション(積極的差別是正措置)を大学入試に適用することに関する判決を言い渡しました。同裁判所は、公民権、人種差別、平等の問題に関わる大きな判決を4つ抱えていますが、その最初の一つにあたる裁決でした。申立人のアビゲイル・フィッシャーは、テキサス大学オースティン校に提出した願書が拒否されたのは、自分が白人であるためであり、人種差別にあたるとして、同校を訴えました。最高裁の保守派判事たちがこの訴訟に飛びつきアファーマティブ・アクションの息の根をとめるというのが、大方の予測でした。ところが、最高裁は、両陣営とも歓迎できる点をもつ見解を示しました。7対1の裁決で、最高裁は同訴訟を連邦控訴裁に差し戻し、アファーマティブ・アクションをより厳しい基準で考慮するよう求めました。しかしながら、判事たちは、大学入試における人種割当の使用は否定しつつ、多様性の向上のため、そこまで直接的ではないアファーマティブ・アクションの採用は認めた、2003年のグラッター対ボリンジャー判決を覆すことは拒否しました。「全米黒人地位向上協会の正当防衛および教育資金」(NAACP Legal Defense and Educational Fund)の教育現場グループのディレクターであるデイモン・ヒューイットに話を聞きます。同グループは、テキサス大学オースティン校の「黒人学生同盟」(Black Student Alliance)を代表して、今回のテキサス訴訟に多くの法廷助言書を提出しました。

  • メディアが専らエドワード・スノーデンがどこにいるかばかりに注目している一方で、内部告白者に対するオバマ政権の弾圧のさらなる詳細が明らかになりました。新しく出た捜査記事によれば、政府による機密漏えいへの押さえ込みはスノーデンやAP通信社のような今話題の事例ばかりではなく、多数の政府機関や部署、さらには諜報や国家安全保障に何の関係のない人々にまで及んでいるといいます。米政府はほぼ2年間にわたって、政府職員らが同僚の行動を常に監視し、疑惑があれば報告せよという「内なる脅威」(Insider Threat)と呼ばれるプログラムを遂行してきました。同プログラムは、機密事項だけでなく、どんな情報についても外部に漏らそうとする政府関係者を標的にしています。これらも諸々のことが、マックラッチー紙に警告を発せさせることとなりました。「[内なる脅威]プログラムは、機密でないがきわめて重要な情報が市民に流れることを政府が阻むのを容易にしました。同時に、根拠のない疑惑といい加減な捜査で職場環境は汚染されています」。マックラッチー紙の国家安全保障と諜報の上級記者で、今回の記事を手助けしたジョナサン・ランディに話を聞きます。またランディには、オバマ大統領が公示した基準に反する形でパキスタンで4年間にわたって行われた無人機による攻撃について暴露した記事についても話てもらいましょう。

  • 受賞歴のある脚本家イブ・エンスラーは、『ヴァギナ・モノローグズ』の作者で、女性と少女への暴力を阻止するための世界的なキャンペーン「Vデー」(V-Day)の創始者です。「Vデー」から生まれた2013年2月14日のイベント、「立ち上がる10億人」(One Billion Rising )は、女性と男性に暴力にに対して「闘い、踊り、立ち上がる」ことを求めました。エンスラーは新しい回顧録In the Body of the World(『身体という世界にて』)で、女性の身体について―それについて話すこと、守ること、大切にすること―を説明しています。彼女は自分自身の身体との非常に個人的な、悲痛な関係について、それが人生の中でどう変化してきたかについてを語っています。父親に受けた強姦さ、拒食症との闘い、そして子宮がんとの闘いからコンゴ民主共和国の女性たちと踊ったときに自分自身の身体を取り戻すにいたった体験について語っています。エンスラーから彼女の本と性暴力に対するキャンペーンについて話を聞きます。「Vデー」と共に活動するコンゴの人権活動家クリスティーン・シューラー・デシュライバーからも話を聞きます。デシュライバーは、コンゴのブカブにある性暴力の女性被害者のための革命的なコミュニティ「シティ・オブ・ジョイ」(City of Joy)のディレクターです。

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