新たな資料からFBIが過去20年、同局捜査官による全ての発砲事件を問題なしとしていたことが明かされました。ニューヨーク・タイムズ紙によれば、93年から現在までに、FBIの発砲による70名の死亡と、80名の負傷はすべて正当な行為だったと判定されています。意図的とみられる警察官の発砲は289件ありましたが、書面による戒告5件を除けば、捜査官が懲戒処分を受けることはありませんでした。FBIが被害者に訴えられて和解金100万ドル以上を支払った場合でさえも、局内の調査報告では発砲した捜査官に落ち度は無かったとしています。FBIの責任の取り方については、5月のフロリダ州オーランドで捜査官がイブラギム・ トダシェフ容疑者を尋問中、射殺した事件以来、問題が再浮上しています。報道ではトダシェフ容疑者は武装していなかったとされています。この記事の共同執筆者、ピュリッツァー賞に輝くニューヨーク・タイムズ紙のチャーリー・サベジ記者に話を聞きます。
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