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2013年6月5日(水)

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  • シリア政府軍がここ1年にわたって反体制派武装部隊が掌握していた重要な国境の要衝クサイルを奪還しました。折しも国連がシリアの両勢力の衝突が「新たなレベルの蛮行」に達していると非難したところです。シリアで戦闘が始まって2年、すでに8万人以上が殺害され160万人が難民になっています。今日はシリアから帰国したばかりのインディペンデント紙のベテラン外国特派員パトリック・コウバーンに話を聞きます。彼はこの闘争が中東全体に拡大していることをレポートしました。コウバーンは先延ばしになっている世界和平会談は現地での停戦なしには何の効果も持たないだろうと警告します。「この期に及んで望める最高の希望は停戦しかない。暴力の激しさを減らすのが先だ、それからなら権力の分配に関しても話し合えるかもしれない」とコウバーンは言います。「しかし現時点ではそんなことも無理なのです」

  • 歴史的な判決です。有罪が決まる前でも警察は逮捕した人物のDNAサンプルを収集することができるとの判断を連邦最高裁が下しました。支持者たちが「21世紀の指紋判定法」とよぶ、綿棒で粘膜を採取するDNAの収集方法は、犯人逮捕やお蔵入り事件の解決に結びつくとされています。しかしプライバシー擁護者たちはこの判決は曖昧で何が「重大な犯罪」を構成するのか明確ではなく、警察が逮捕を乱発する恐れがあると話します。この最高裁の5対4の僅差での判決によって、全米で綿棒でのDNA採取が拡大すると見られています。アメリカ自由人権協会のマイケル・リシャーと全米犯罪被害者センターのマイ・フェルナンデスの2人に討論してもらいます。

  • 新著Crow After Roe:How 'Separate But Equal' Has Become the New Standard in Women’s Health and How We Can Change That(『ロー対ウェイド判決がジム・クロウ法になる:女性の健康に関していかに「分離されて平等」が新基準となり、私たちはそれをどう変えられるか』)は、米国の生殖医療の規制の新たな潮流に挑戦しています。[訳注:ロー対ウェイド判決は女性の堕胎の権利を保障した判決、ジム・クロウ法は米国南部州に存在した人種差別制度] 4日、連邦下院委員会が妊娠20週以後における中絶を全米で禁止する法案の審議を進めることを採択しました。同様の禁止法は全米の複数の州ですでに成立しています。過去数年にわたって、かつてない中絶禁止法成立の波が押し寄せており、これは最終的に最高裁で女性の中絶権を認めたロー対ウェイド判決を覆し、現場での中絶へのアクセスを困難にし、高額で負担しきれないものにしようとする試みです。このような法律は女性の医療に新たな現実を作り出しています。つまり貧困女性、非白人女性、さらに非都市部の女性が基本的な医療サービスを受けられないという二層構造の医療システムです。前述の新刊の共著者であるロビン・マーティとジェシカ・メイソン・ピークロに話を聞きます。2人は生殖関連ニュースサイトRH Reality Checkの記者です。

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