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2013年6月4日(火)

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  • 米陸軍の内部告発をしたブラッドリー・マニングの軍事裁判が6月3日、メリーランド州フォートミード陸軍基地で始まり、弁護側と検察側が全く対照的な答弁を展開しています。マニングは米国史上最大の国家機密漏洩に関わり、ウィキリークスに外交電報と政府文書の記録を提供したことで訴追されています。軍事検察官のジョー・モロー大尉は、マニングが何十万の文書を「敵のひざの上に放り投げた」と非難し、マニングとウィキリークスの創始者ジュリアン・アサンジとの密接な関係について説明しました。マニングの弁護士デイビッド・クームズは、マニングはアフガニスタンとイラク戦争が人間に及ぼす被害を明らかにしたかったのだと述べました。「マニングは(漏らした)情報によって、米国が人命の価値をどう見ているかが明らかになると信じていたのです。そして彼はその価値観を憂慮していました。マニングは米国の一般の人がそれを見ても、やはり心を痛めるだろうと信じたわけです。」とクームズは述べました。「憲法上の権利センター」(Center For Constitutional Rights)の名誉会長で、ジュリアン・アサンジとウィキリークスの弁護士であるマイケル・ラトナーに話を聞きます。ラトナーはマニング裁判の初公判に出席しました。

  • 長年、消費者擁護をしてきた活動家で、元大統領候補のラルフ・ネーダーは、米国を「先進第三世界国家」と呼び、米政府に影響力を持つ大企業に立ち向かう新たな民衆運動を呼びかけています。「今の我々の統治システムを“アメリカン・ファシズム”と呼ぶことは誇張ではありません。1938年にフランクリン・デラーノ・ルーズベルトがファシズムと定義した、大企業による政権支配が起きています」と、ネーダーは言います。「米国の最低賃金は西欧諸国の中で最低で、消費者負債は最高です。子供の貧困率は最高で、大人の貧困率も最高で、失業率は大規模で、公共事業は崩壊しかかっています。それなのに、ものすごい億万長者や多額の利益を生む企業が存在しています。私が米国民に言いたいのは次のようなことです。あなたの限界点はどこですか? あなたはいつ自分に言い訳するのを止めるつもりですか? 組織化すれば、自分にもこの国でパワーが持てるとわかっているのに、あなたは企業の力を誇張することをいつ止めるつもりですか?」。ネーダーは新刊Told You So: The Big Book of Weekly Columns(『だから言ったでしょう:週刊コラムの総まとめ』)を発表したばかりです。

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