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2013年5月24日(金)

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  • オバマ大統領はテロ対抗措置に関する二期目初の本格的な演説で、米国は「テロに対抗する無制限の世界戦争」をいつまでも続けるわけにはいかないと話しました。また、グアンタナモ湾にある米国の軍事刑務所を閉鎖するための政府の努力について述べました。大統領の演説は、聴衆の中にいたコード・ピンクのメディア・ベンジャミンの抗議の声で何度も遮られ、ついには大統領が話を中断して彼女に直接話しかける事態になりました。この応酬の模様をすべて放送します。オバマはベンジャミンに応えて、「あの女性の声は傾聴に値する。当然ながら私は彼女の言ったことの大半に賛成しかねるし、彼女も私の言ったことの大半を聞いていなかったのは明らかです。しかし、これらは難しい問題であり、政府に言い逃れができるかのような指摘は間違いです」。

  • ドローン(無人機)による秘密戦争とグアンタナモ刑務所の今後に関するオバマ大統領の重要演説を会場から遮ったコード・ピンクの共同創設者メディア・ベンジャミンが、24時間も経たないうちに出演し演説妨害の理由を話します。ベンジャミンは Drone Warfare : Killing by Remote Control(ドローン戦争:リモコンによる殺人)の著者で、2011年にイエメンで米国籍の十代の少年アブドゥルラフマーン・アルアウラキが無人機攻撃によって殺害された理由をオバマが説明していないとを批判します。「とても失望しています。大統領は、政府の方針は身柄の拘束であって殺害ではないと言っていますが、そんなのは嘘っぱちです。対象者の捕捉が容易だったたくさんの事例を、私は直接あたっています。たとえばパキスタンで殺された16歳のタリク・アジズです。彼はイスラマバードの有名なホテルに宿泊していたのに、そこでは逮捕されず、2日後に無人機による攻撃で殺されました」とベンジャミンは言います。「大統領は無人機による攻撃を正当化しようとしていると思います。オバマ政権の下では今後も継続するし、次期政権にも引き継がれることになるでしょう」。

  • コード・ピンクの共同創設者ダイアン・ウィルソンに話を聞きます。彼女はグアンタナモの収監への連帯を示すために水と塩だけのハンストに入って25日目を迎えました。彼女はグアンタナモ基地の閉鎖を大統領に求めるコード・ピンクのデモで、ホワイトハウスのフェンスに自分の身を鎖で繋いで逮捕されたこともあります。憲法上の権利センター(CCR)の上級専従弁護士パーディス・ケブレイにも話を聞きます。彼女が代理人を務めるガレブ・アルビハニは現在ハンスト中のグアンタナモ収監者の1人です。彼女はアルアウラキ対パネッタ裁判でもCCRの主任弁護士を務めています。同裁判はイエメンで米国籍の3人が無人機攻撃で殺害された事件の責任を問うものです。

  • エリック・ホルダー米司法長官が22日、議会に書簡を送り、オバマ政権が4人の米国市民を海外で無人機攻撃により殺害したことを初めて認めました。4人のうちの1人、ジュード・ケナン・モハンマドに関する詳細を取り上げます。彼はFBIのサイトの最重要指名手配リストに今週まで名前が掲載されていましたが、じつは2011年11月に米国によって密かに殺害されていたのです。モハンマドはフロリダで生まれノースカロライナ州ローリーで育ちました。友人たちの話では彼が過激になったのはダニエル・ボイドという地元の男性の影響だといいます。ボイドは若くしてイスラムに改宗し、2009年には武器の備蓄と海外でのテロ攻撃計画で告発された男性グループの首謀者として訴追されています。その中にモハンマドもいました。次にモハンマドの名前が登場したのは9.11の10周年のときで、FBIが未確認情報として、アルカイダがニューヨーク市内とワシントンDCで車載爆弾を仕掛けようとしているとの警告を発したときです。約1カ月後、彼の妻がパキスタンから彼の母親に電話してきて、彼がパキスタンでドローン機攻撃で死亡したと伝えたのです。ムスリム米国協会移民正義センター( Muslim American Society Immigrant Justice Center)の所長ハーリラ・サブラに話を聞きます。彼女はモハンマドを子供のころから知っており、彼が高校を退学して十代でパキスタンに移り住むときも連絡を取り合っていました。

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