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2013年5月15日(水)

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  • ここ数十年で最も重大な政府による報道の自由への介入とも言える事件に関して、ピュリッツァー受賞ジャーナリストのクリス・ヘッジズに話を聞きます。米司法省はAP通信の100人近い記者や編集者の職場や家庭の電話および携帯電話の通話記録を収集していたことを認めました。対象となった電話にはニューヨーク市、ワシントンDC、コネチカット州ハートフォード市のAP通信支局の一般電話および米下院記者室のAP通信の代表電話も含まれます。この通話記録収集は、イエメンを拠点とするアルカイダによる米国行き飛行機爆破計画を阻止した米諜報当局の活動について書かれたAPの記事の裏付けとなった情報の漏洩を調査する過程で実施されたものとみられます。ネイション・インスティチュートの上級研究員で元NYタイムズの記者であるヘッジズはこの監視活動を「情報の自由、報道の自由に対する一連の長い攻撃に、さらにもう一撃が加わった」と言います。オバマ政権が政府の内部告発者を標的にしていることを挙げながら、ヘッジズは「政府を調査取材している調査ジャーナリストなら、誰でも同じことを言うと思いますが、調査で奥に進むと必ずガチガチに凍ったみたいなところにぶち当たるんだそうです。そこまで行くと怖がって誰も話さない。刑務所に入れられるという恐怖で凍ってるんです」と付け加えました。

  • 米国支援のグアテマラの独裁者だったエフライン・リオス・モントがジェノサイド(大虐殺)の罪で有罪となって数日が経ちました。彼が法の裁きを受けたことに大きな役割を果たした女性に話を聞きましょう。リゴベルタ・メンチュウは10年以上前に、マヤ族の先住民地域で起きた大虐殺事件に関してグアテマラの将軍たちに対する訴訟手続きを開始しました。彼女の法的訴えが最終的に5月10日のリオス・モントへの歴史的な有罪判決へと結びついたのです。判決はマヤ系イシル族1700人以上を殺害したジェノサイドの罪で禁錮80年というものでした。メンチュウはこのグアテマラ大虐殺で父親、母親、2人の兄弟を失い、後にグアテマラ先住民を代表しての社会運動でノーベル平和賞を受賞しました。「リオス・モントへの有罪判決は私たちの人生の1つの章、深い悲しみの1章を終わらせる機会を与えてくれます。グアテマラの人々の間で新しい関係が始めることになるかもかもしれません」とメンチュウは言います。「大虐殺時代には、私たちはとても孤独で、力もなく、誰も味方してくれないと感じたものです……大虐殺が行われたという事実が(いまでは)認められて、それはつまりもう誰もそれを忘れないということなのです」

  • グアテマラで大虐殺裁判での歴史的な有罪判決が出たことで、ジャーナリストのアラン・ネアンは、今度は米国がグアテマラに続いてレーガン政権の高官を告発すべきだと訴えます。レーガン政権はエフライン・リオス・モント将軍の下で行われた大虐殺を支援していました。「(これらの犯罪は)単にリオス・モント将軍だけの犯罪ではない、それは米国政府の犯罪でもある」とネアンは言います。ロナルド・レーガン元大統領はかつてリオス・モントを「個人として実に高潔な人物」と呼びました。ヤスミン・バリオス判事はこの有罪判決を言い渡した後、司法長官に対しこの犯罪に関係する「他すべての者」への捜査を速やかに始めるよう命令しました。

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